「キャンパスの緑の管理」

福嶋顧問からは「キャンパスの緑の管理」と題して次の要旨の講演をいただきました。

武蔵野の雑木林の面影を残し多様で変化に富む大学キャンパスの緑地環境のクオリティー確保の為 緑とそこに生活する人との共生を求める緑地管理計画を平成16年に立案した。その第1期緑地基本計画策定から10年経ち、第1次の考え方とその成果を検討し、点検を含めて次の10年に向けたカルテを作成した。植生の管理目標、管理の進捗状況の検証と判定、第2次緑地管理計画の策定、目標植生模式図の改訂が主な点である。

今後の管理項目は、樹木の老齢化と枯死木対策、マツ枯れ対策、キャンパス周辺部の樹木管理のあり方、ゼロエミッションの適切な進め方、建物周辺の植栽等の管理、新たな樹木の植栽等となる。

福嶋顧問の講演
福嶋顧問の講演

総会終了後恒例の懇親会では、如水会の岡田事務局長から次のようなお話をいただきました:ある支部の総会の折 “ 同期に誘われ強引に植樹会員にさせられたが、初めて作業に参加して鳥の声を聞きながら作業に汗ながし、学生諸君と話し、本当に楽しかった、皆さんも是非“との声が有った。OB・OGだけでなく教職員、学生が一緒にキャンパスの緑の保全へ取り組む事は 大学の誇るべき象徴とも言えるのではないか。

如水会岡田事務局長
如水会岡田事務局長

<文:谷中健治 写真:若月一郎>