「周年大会と会員勧誘」組織統括担当 河村 進(昭49経)

植樹会は「手弁当」の精神で活動するボランティア団体ですが、組織を動かし趣旨に沿った活動をするには資金が必要です。その資金の大部分は会員に納めて頂いている年会費(3千円/口)ですが、会員構成は流動的です。高齢者にはご逝去や病気等の事情で退会が多く見られますがこれは致し方のないことで、植樹会執行部としては会の円滑な運営と
長期に亘る活動の永続性を担保する為にも会員の新陳代謝に向けて不断の努力を傾注して参りました。
その主な舞台は、各卒業年次が節目の年に開催する周年会の会場です。近年の新規入会者数と周年会場で入会された人数の実績は
平成26年度:111名中、周年大会での加入者は53名
平成27年度:95名中、周年大会での加入者は72名
と、周年大会が新規会員を募る上で非常に有力な機会となっているのが立証されています。

平成28年度の周年大会も10月から本格的に始まり、10月8日に国立の大学東生協で
開催された昭和55年入学同期会(如輪会)-オリンピックイヤーの4年毎に開催される
大会-では参加者95名の中から27名もの新規植樹会会員を募ることが出来ました。これは偏に周年大会幹事団に加わっている植樹会既会員の皆さんの、同期生に対する積極的な声掛けが功を奏したものです。国立キャンパスでの開催というユニークな周年大会で、
参加者が大学の構内を実際に訪問したことも、植樹会活動に対する理解が深まるきっかけになったと思います。

10月28日に開催された昭和46年入学同期会の入学45周年大会でも、参加者110名の内20名の新会員を得ることが出来ました。同年次の会員数は18名から38名と倍以上に
増加しましたが、これも周年大会幹事団中の植樹会既会員(植樹会幹事)の積極的な勧誘の成果です。10月29日に開催された昭和61年入学同期会の入学30周年大会では、114名の参加者の中から9名の新会員を得られましたが、これは代表幹事以下の幹事団の皆さんが率先して入会してくれるとともに、同期生に積極的に声掛けしてくれたお蔭です。

どの周年大会でも共通することは、参加者の中の植樹会既会員が同期の皆さんに積極的に会場内で勧誘をしてくれたことです。植樹会が周年大会に出向く会長以下幹事5名程度の呼び掛けよりも遥かに効果的です。植樹会々員の皆さんには、日頃から同期のご友人に精々植樹会活動の意義を説いて頂き、今後巡って来る周年大会の会場でも入会の働きでご協力を頂きたくお願い致します。
植樹会では今般、団体会員(年会費:1万円/口)を募集する方針を立て、先ずは如水会国内支部84支部の内、既に加入済の10支部を除く74支部の支部長に対して9月に会長名で依頼文書並びに添付資料を送付しました。

その結果、既に4支部から入会、14支部からは支部内で検討するとのご返事を頂いています。個人会員として未加入の支部長ご自身が個人会員として入会してくれたケースもあります。国立から遠く離れていても団体会員になることで母校のキャンパスを守る一助になれます。植樹会からの訴えの趣旨をご理解頂いて一つでも多くの支部に御入会頂きたく願って居ります。

以上