2023年11月24日(金)~26日(日)一橋祭での「森のクラフト教室」開催報告

昨年の一橋祭で4年ぶりに復活開催した「森のクラフト教室」の反省を踏まえ、今年は早め、かつ入念な準備を行い、一橋祭の3日間を通じて大勢の皆さまに作品の制作と展示品の鑑賞を楽しんでいただきました。

今年は西プラザの生協食堂を使用できたことから、昨年よりも広い作業スペースや待機スペースが確保できたので、ご来場いただいた方々の流れや入れ替わりといった運営面もかなり改善されました。

今回も佐藤征男さん(昭42経)、筒井先生(一橋植樹会顧問)、そして佐藤さんにご紹介いただいたインストラクターの並木様、永田様、本当にありがとうございました。
また、「チーム・森のクラフト教室」として活動いただいた学生理事の皆さん、お疲れさまでした。
最後にお越しいただきました卒業生の皆さまとそのご家族の皆さまに深謝いたします。(美味しい差し入れもありがとうございました。)

今回、「チーム・森のクラフト教室」の中心となって活動いただいた学生理事・渡邉 翔太さん(商学部4年)から次の寄稿文をいただきました。ありがとうございます。

寄稿文(一橋祭を終えて)

学生理事・渡邉 翔太さん(商学部4年)

11月24,25,26日の三日間、一橋祭が開催されました。一橋植樹会は『森のクラフト教室』という企画で参加させていただきました。昨年復活を遂げた企画をさらにパワーアップした形で今年も開催することができました。

この『森のクラフト教室』では大学内で取れる植物を用いて、作品づくりを体験し、それを通じて大学の自然の豊かさを体感してもらうことを目標にしています。昨年大好評であったリースはさらに数を増やし、レーザー加工を用いた校章や文字の入った木材プレートを用意して、より多くの参加者の要望に応えられるよう準備を進めてまいりました。その成果もあり、三日間で老若男女問わず500名近い方に作品作りに参加していただけました。

本来、普段の清掃作業の中でゴミとして処分されるクズのツタやドングリが綺麗なリースや作品になります。大人も子どもも関係なく、それを満足げに持って帰られる様子に幸せをおすそ分けしてもらいました。子どもがやりたいと始めたはずが、保護者の方が夢中になって作業をする姿は特に印象的で、せっせとドングリを拾い、竹を割り、リースを編んだ甲斐があったなと思わされました。

コロナ禍から始まった私の学生生活はキャンパスに行くことすらも制限された状態で多く過ごしました。それが徐々に緩和され、大学の景色に慣れ親しんできた今、また新鮮さを取り戻しています。大学の建物だけでなく自然にも目が行くようになったのです。「あの花綺麗だな、なんの花だろう」「あそこの雑草伸びてきたな」「この葉っぱ材料に使えるかも」歩くたびにキャンパスの変化に気づき、発見であふれています。

そういった発見をもっと学生はもちろん多くの方々にしていただきたいと思っています。大学内の自然に興味を持ってもらい、もっとこの大学を好きになってもらう、そのささいなきっかけの一つになれるようこれからも『森のクラフト教室』を企画していくつもりです。

来年もまたこの自然あふれる大学でみなさまとお会いできるのを楽しみにしております。来てくださった方々は改めてありがとうございました。