「企業の森づくり」商学部4年 荒川愛子
さわやかな秋晴れとはいかない日々が続いておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。昨年度から学生理事を務めております荒川と申します。
一橋植樹会では、キャンパスの緑化推進と環境整備保全を目的として、毎月の作業活動を行っておりますが、日本の企業の中にも、森づくりに熱心に取り組んでいるところがあることをご存じでしょうか。
近年、CSR活動あるいは社会貢献活動の一環として、全国各地のさまざまな企業が「企業の森づくり」活動、つまり企業による森林保全または森林活用のための活動に取り組んでいます。企業の森づくり活動は、5つのカテゴリーに大まかに分類されます。CSRとして森林の整備や保全に重点をおいた実践的な森づくり活動や、企業の主事業活動と一体となったCSR活動もありますが、他のカテゴリーとして、情報発信媒体や地域のイベント等を通して地域や都市への森林の重要性を普及啓発する活動、主事業で得た資金を提供しNPO等を支援する活動、NPO支援等によって森づくりのための人づくりを支援する活動などもあるのです。
企業にとっては、地域住民や従業員に対する配慮、または企業イメージの向上を目的としした活動のひとつに過ぎないかもしれません。しかし、企業がこうした活動を行うことで、森林保全に対して関心をもつ人が増え、環境保護活動の輪が広がることにつながるのではないでしょうか。
最後になりますが、一橋植樹会の活動の輪が広がっていくことを願っております。