「植樹会の活動を体験して」経済学部2年 高 先先
先日、授業の一環として一橋のOB・OGで組織された植樹会の活動に参加しました。最初は何をするかも知らずに、とりあえず時間が空いていたので参加しようというような軽い気持ちで参加しただけですが、今では貴重な体験だったと思っています。
一橋大学の国立キャンパスは緑豊かで、非常に古風漂う大学です。僕がこの大学に入りたいと思った理由の一つに、この大学の造形、雰囲気が好きだったからです。そして、この植樹会の活動に参加してわかったことがいくつかあります。この古風漂う、緑豊かであるキャンパスの維持には、植樹会の大きなバックアップがあったということです。また、このような環境はきちんと計画されたもので、かつ人工的努力によって維持されていたということです。環境の整った大学に通うことが当たり前のように感じていましたが、通常の清掃員だけではなく、一橋大学のOB・OGがこの大学を整理していることを知り、非常に驚きました。また、植樹会の先輩方の中で非常に気さくな方が多く、自分のちょっとした大学生活の相談等を、非常に真剣に考えてくれたり、悩んでくれていました。人間として温かみを感じました。
実際の作業では、みなさん真夏の暑い中汗を流し、つらそうだなと思うような仕事を楽しそうにやっていました。作業の一つとして、草刈り機を使った伸びた草を刈るという仕事がありました。実際に僕もこれをやりましたが、草刈り機を使うのは人生初体験でした。当然最初は全くコツもつかめず、思うように刈れませんでした。草の刈り方がばらつき、均等に刈ることができませんでした。しかし、植樹会の人の丁寧な指導により、だんだんと上手く刈れるようになりました。めったに行うことのできない貴重な体験だったと思います。作業が終わると、OB・OGはシャワーを浴び、植樹会の部屋に戻り、アイスを食べながら和気あいあいといろんな話をしていました。僕も様々な年代の話を伺うことができて本当に良い経験となりました。作業は確かに地味で面倒だなと思うところもありましたが、こうした先輩方といろんな話ができたこと、そして大学の環境設備に貢献できたことは、非常に有意義なものでした。機会があればぜひまたこうした活動に参加したいと思っています。