「作業参加の記」 42年会 事務局:高原

42年会 事務局:高原

国立駅に降り立つと抜けるような青空の冬晴れであった。しかし北風が強くかなり寒く感じた。しっかり寒さ対策をし、万全の態勢で臨んだのが功を奏した感じがする。

作業班長さんより本日の作業の説明があった。「明日20日(土)、明後日21日(日)の両日はセンター試験が行なわれます。今回の作業目的はセンター試験に備えての清掃作業です。試験会場は、東キャンパスでは東1号館と2号館、西キャンパスでは第1講義棟と第2講義棟。それぞれの会場に至る通路、受験生の食事場所、休憩場所など受験生の立ち寄りそうな場所全てを丁寧に清掃してください。」

ストレッチ準備体操をした後、一人一人にビニール袋が配られ、作業を開始した。さっきまで吹き荒れていた北風も治まり絶好の清掃日和となった。
作業開始前、大学の職員の方と雑談した際、職員の方が「他の大学から一橋にお見えになると皆さん口を揃えて、大学構内が綺麗ですねと言われる。これも植樹会活動のお陰です。」と言っておられた。実際、清掃作業を開始してみると確かにゴミが少ない。植え込みの奥に手を伸ばして、ビニールゴミを拾ったり、煙草の吸殻、小さなプラスチックの破片、土に半分埋もれたカン・ビンなどを収集したが、なかなか袋は膨らまない。ノルマを達成できそうもないので、箒を持ち出して、落ち葉掃きを始めるが、午前中の北風が落ち葉をどこかに吹き飛ばしてしまって通路にはほとんど残っていない。それでも丁寧に落ち葉を集めるが、集めた落ち葉は腐葉土にして自然に帰そうとの主旨で植え込みの中にばら撒いた。植え込み脇の落ち葉の下では、春の七草のホトケノザ(仏の座)が青々と葉を伸ばし始めていた。春はもう近くまで来ているのだろうか。配られた袋には半分も入っていないが、本日の作業は終了した。

反省会が始まった。今回は前回の約束どおり、福嶋先生が参加の学生たちにと「寒ブリ」一本を差し入れていただいた。しかも、先生自ら「寒ブリ」を料理していただいた。刺身となったブリの味は勿論のこと、見た目にも素晴らしくプロの技と思ったほどの出来栄えであった。またアツアツのブリ大根も大変美味しくいただいた。福嶋先生のご配慮に感謝。