「一橋祭を終えて」商学部4年 瀬野公也
こんにちは。一橋祭参加責任者をつとめさせていただいた瀬野です。
年の瀬もいよいよ押し詰まり、皆様におかれましてはお忙しい毎日をお過ごしのことと思います。
先月11月に行われました一橋祭において、植樹会が開催した「森のクラフト教室」はみなさまからの多大なご助力のおかげで盛況のうちに終えることができました。昨年の一橋祭準備を私が担当していなかったため、今回の一橋祭にあたっては不安な部分や至らない部分が多々ありました。しかし、学生の同期・後輩たちが私の足りない部分を補ってくれました。学生理事諸君に感謝を伝えたいと思います。そしてOB・OGの方々にも多大なご支援をいただきました。この場をお借りして一橋祭担当学生一同から感謝を申し上げます。
さてみなさまご存知の通り、今回の一橋祭は四学期制などの影響から開催時期が変更となり、その結果として「一橋祭」「天下市」および「くにたち秋の市民まつり」が合同で開催することができなくなりました。そのためクラフト企画への来場者が減少するのではないかという不安を私たちは抱いておりました。しかし例年通り、土曜日・日曜日の二日間は午後になると超満員となり、整理券を配布するほどの盛況となりました。そのため、対応する学生の人数に余裕があった金曜日とは異なり、この休日二日間は「どのようにすれば効率よく案内を行うことができるか」を考えるよい機会となりました。狭い通路の中で歩き回る小さな子供たちや材料を取りに動く人たちの中で、席への案内やクラフトの作り方の案内を行うのには慣れるまで苦労しました。またどの席が空席なのかを判断することが難しいことも問題でした。結果的に試行錯誤の末、かなり効率的な分業体制をおくことができました。私の専攻は経営学であるため、ゼミなどで議論をおこなう際に「分業体制が~」のような言い回しを使うことが多いですが、実際によくできた分業を行うに至るまでがこれほど難しいのだと再認識することができ、新たな学びとなりました。
最後になりますが、この「森のクラフト教室」という企画は本当に素晴らしいものだと思います。地域の子供たちと現役学生、そしてOB・OGの方々が一堂に会する機会というのはなかなかありません。その中で私たち学生は、来場者の方々が最後に「楽しかった」と笑顔で帰られることに喜びを感じております。あるOBの方がおっしゃっておられましたが、この企画を始めてから早くも十数年。その頃にこの企画のメインターゲットであった子供たちが、今はちょうど私たち大学生の年頃となっております。一橋大学に入学した者もいるかもしれません。このような交流を過去から現在、そして未来へと繋いでいければよいなと感じております。
来年のKODAIRA祭・一橋祭もどうぞよろしくお願いいたします。