「持続」させるということ/ 石井信明

清々しい初夏の季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。経済学部3年の石井信明と申します。学生理事として活動しているのは今年からであるにも関わらず、実は植樹会に寄稿させていただくのは2回目となります。

私は現在、植樹会の学生理事として活動するほか、ゼミで環境経済学を専攻し、また一橋祭運営委員会で地域商店広告担当という役職を拝命して大学周辺の商店からの一橋祭へのご協賛を統括する活動をしております。わたしは、これら3つの活動にはある共通する1つの語があると思っております。それは「持続」というものです。

植樹会で行う作業には、そのままでは荒れてしまい美しい景観が保たれなくなってしまうキャンパスの景観や自然環境を守り、未来へと「持続」させ、また植樹会の作業に参加されるOB・OG・学生の交流を促すことにより、途切れることのない人間関係を「持続」させる役割があると感じております。

一方で、私は先日ゼミにおいて、過疎が進む中山間地域にはどのような課題が存在し、そのような地域に人口と資本を取り戻し、再び活気を呼び込むにはいかなる施策が必要になるのかについてグループでの発表を行いました。ここで考えたことは、いかにして日本の農村の生活・産業を「持続」させるのかということについてでした。また、一橋祭運営委員会で私が行っている活動も、「地域密着」を軸として掲げる一橋祭と大学周辺地域との良好な関係を、ご協賛という形で「持続」させるための役割を担っています。

以上のようなことを考えるようになってから、私が今取り組んでいることや考えていることは、決して今の自分だけに関わるものではなく、今後の一橋・一橋祭・社会にもつながっているものだと自負するようになりました(やや大袈裟ですが)。自分自身を成長させ、また自分の活動のあとを未来へと残せるよう、すべての活動に精力的に取り組んで行く所存です。至らぬところはありますが、今後もお力添えのほどよろしくお願いいたします。