「一橋植樹会に初参加して」社会学部4年 座禅部如意団 菅雄祐
お恥ずかしながら、大学4年生にして植樹会には初めての参加となりました。(そしてこれが学生時代最後の参加となります。) いつも陰ながら緑豊かなキャンパスを支え続けるOB・OGの方々のご尽力を肌で感じるとともに、汗を流しながら自然に触れることの心地よさを改めて知る良い機会となりました。
今回、植樹会の皆様の暖かなご配慮の下、われらが如意団道場周辺の環境整備を行っていただきました。西キャンパスの最果てに位置する如意団道場は季節ごとに自然の様々な表情を楽しむことができます。春には満開の桜の下で花見を行うことが楽しみでした。
また、ひと気が少ないこともあり、頻繁にタヌキやウズラなどの動物の姿を見かけることができます。
しかし、夏になると木々や雑草がうっそうと茂り、足も踏み入れられない有様です。我々としても、学生支援課から機材を借り受け、駆除を試みてまいりましたが、人手が足りなかったこと、伐採・環境整備のノウハウを有していないこともあり、道場の周りの環境は悪化する一方でした。
本日、初めて植樹会に参加して3つのことに驚かされました。第1に、春休みも半ばとなり、普段はキャンパス内も閑散としている今の時期にもかかわらず、総勢100名以上の参加者を集める求心力があること。第2に、OB・OGの方々による適切な指示の下、一体感を持って作業に取り組むことができたこと。第3に、OB・OGの皆様がキャンパスの自然に対して豊富な知識を持っておられることでした。今回、作業後の打ち上げに、学内でとれた夏ミカンで作った砂糖漬けとマーマレードがふるまわれました。4年間キャンパスライフを送り、学内のことであればなんでも知っているつもりでおりましたが、学内に夏ミカンの木が植えてあることに初めて気が付きました。卒業前に改めて学内の自然の豊かさ、奥深さを知り、小生も微力ながらこの環境を後輩のためにも守り、伝えていきたいと思うようになりました。
今回、温かく植樹会に迎えてくださったすべての先輩方に厚く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。