「光陰矢の如し」法学部4年 増田実佳

私事ですが、3歳下の弟が昨年大学に入学し、森林について学んでおります。
私も植樹会3年目ですので、ここはひとつ木々の知識について先輩風を吹かせてやろうと思い、いつぞやの植樹会で得た植物についての知識を披露してみたところ、そんなの知っているよ、と一蹴されました。しまいには私も知らない話を延々と聞かされ、悔しいような恥ずかしいような思いと同時に、まだまだ小さいと思っていた弟が立派な大学生になったことへの喜びと月日の早さを感じました。

この4年間、本当に目まぐるしく過ぎていったように感じます。毎年見送ってきたはずの先輩の卒業記念植樹も、とうとう主催する立場となりました。
日程が決まり、植樹する樹と場所が決まり、少しずつ企画の全体像が見えてくると、卒業の2文字もようやく現実味を帯びてきました。まだまだ学生でいたいような、早く社会に出て働きたいような、複雑な思いを日々悶々と抱いております。
そんな思いを知ってか否か、当初記念植樹を予定していた日の前日に大雪が降り、日程が延期となりました。しんしんと降り積もる雪を見ながら、ふとこのまま卒業も延期にならないものかという想いが頭をよぎりました。

卒業記念植樹は延期後の日程に無事開催され、集客も心配しましたが、多くの学生・OBの方にお集まりいただきました。
ギョイコウの根元に置いたプレートには「灯」という文字を刻んでいます。
一橋から巣立っていく学生一人一人は、先輩方に比べればまだ小さく未熟なアカリです。社会人として、学生として、これから先各々が進んでいく道の中で、様々な困難に突き当たりながらも、社会を照らすアカリとなっていきたいという想いを込めています。
本年度の卒業記念植樹の実施にあたって植樹会の皆様、並びに大学職員の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫びすると共に、開催へのご協力の感謝を述べたいと思います。

無事に卒業論文も提出致しましたので、何事もなければ3月にはこのキャンパスともお別れです。来年からはいちOGとして、一橋大学並びに植樹会の発展に少しでも尽力出来ればと思いますので、何卒よろしくお願い致します。