「植樹会を終えて」第17回KODAIRA祭実行委員 商学部2年 荒牧ひかり

毎月活動がある植樹会に、今月も参加させていただきました。自分で言うのもなんですが、土いじりの経験はまったくないわたしも最近は草をむしる姿が板についてきたような気がします。4月になり冬の寒い時期は過ぎたとはいえ、まだ少々肌寒さの残る日々が続いています。そんな中、屋外で体を動かす機会というのは貴重なので、これからも大事にしていきたいと思います。

さて、今回の活動でわたしは、西キャンパスのグラウンドの裏の雑草をひたすら抜くという作業を手伝わせていただきました。ある程度の広さはあるスペースでしたが、人数が多かったのでわりとさくさくと進み、1時間30分経つころにはほとんどの雑草がなくなっていました。雑草を抜くに当たって秋の七草は抜かないようにという指定があったのですが、秋の七草の名前と外見を何も見ずに思い浮かべることはできなかったので苦戦しました。「ハスキーなおふくろ」と覚えるといいそうです。萩・ススキ・桔梗・なでしこ・オミナエシ・藤袴・クズですね。もうわたしはばっちりです。秋の七草がこんなに身近に生えていると思っていなかったので、一橋の緑の多さに改めて驚かされました。

一方で、山菜を採る作業をしたグループもありました。一橋の草は食べられるということを我が身をもって知ることができました。採れたての山菜の天ぷらを、作業後の懇親会でいただくことができたからです。福島先生が一瞬見ただけで山菜の名前をすべて言い当てるという素敵な観察眼を披露してくださったので、わたしも山菜の知識が以前よりは増えたような、増えてないような、きっと増えました。はじめて食べたフキやマユミなどのさまざまな葉っぱの天ぷらは新鮮なこともあってかとてもおいしく、いくらでも胃の中に入っていきました。ノビルの辛子酢漬けもいただくことができて、晩ご飯が入らないくらいたくさん食べました。

今回も例に漏れず、植樹会を通して他ではなかなか得られない経験をすることができました。OBの皆様のとても興味深いお話をうかがうことのできる得難い機会でもあるので、今後も楽しみです。それでは乱文失礼しました。