「植樹会自然薯掘り体験談」商学部1年 林 美伶

先日、私は例年6月に一橋大学で行われるKODAIRA祭の実行委員会の一員として、植樹会に参加しました。植樹会への参加は今回で4回目です。過去3回は落ち葉の撤去や雑草の除去をしましたが、何と今回は自然薯を掘りました。

自然薯とはいわゆる長芋のことで、黄色い蔓から二手に分かれた葉をもつことがその特徴です。芋掘り自体が初体験の私は、とてもわくわくしながら校内のハンドボール練習場付近へ向かいました。しかし自然薯掘りは想像以上に大変なものでした。

まず、そこらかしこに巻きついている蔓の中から自然薯の蔓を見分けなければなりません。先に述べたとおり自然薯の蔓は二手に分かれた葉を持つのですが、これがなかなか見分けにくかったです。これだ、と思い掘り進めたら違った…なんてこともありました。
次に、約1m掘らないと自然薯が現れないのです。ただでさえススキが生い茂っているため掘りにくい地面を長時間掘るので、手や腰の痛みをこらえるのが大変でした。
しかしOBの方々とお話しながら作業ができたのであっという間に時間が過ぎていきました。自然薯が掘れた時の喜びもひとしおでした。

作業が終わった後は集会室で植樹会に参加した学生とOBの方々との懇親会がありました。そこで軽食とともに先ほど掘った自然薯が出されたのですが、やはり自分の手で掘ったその味は格別でした。OBの方々から普段は聞けないような貴重なお話も沢山うかがうことができ、親睦を深めることが出来ました。

自分たちの通うキャンパスをきれいにすることができ、また、沢山の人と関わることができる植樹会は学生にとって非常に貴重な機会だと思います。今後も都合のつく限り植樹会に参加していきたいと思います。