「植樹会作業に初参加して」社会学部1年 島田 菫

私が植樹会に参加しようと思った時、別に深い意図はありませんでした。授業はないし、一つの仕事だし…とりあえず参加してみようかな、という程度の軽い気持ちでした。

けれど集合場所に来たとき、その人数の多さにまず驚きました。たくさんのOB、OGの方々が部屋に集まっているのを見て、植樹会という組織の大きさを実感し、さらに、その来ている方々の年齢層が高いことに気付くと植樹会を通した一橋大学の愛され方の深さを感じることができました。

実際にした作業は草刈りと、撫子など秋の花を野球グランドの裏の空き地に植える、というかなり地味な作業でした。けれどもどちらの作業でも植樹会の方と色々な話を伺うことができ、違う年代の方と話せる貴重な機会を得ることができました。

印象的だったのは西生協前に咲いていたチューリップでした。以前から参加していた学生の方が、それを見て、「あ、この前植えた花だ。」と一言つぶやいたとき、植樹会っていいな、と思えました。確かに作業は地味で、面倒でした。だけれども、自分の作業が確かに一橋大学のキャンパスを少しでもよくできた、ということが後から感じたとき、とてもほっこりして、嬉しくなることがわかったからです。

今回はKODAIRA祭委員の一員として参加しましたが、KODAIRA祭が終わってしまっても、これから先、機会があれば、ぜひまた参加したいと思います。