「植樹会活動に参加して」法学部3年 古川智子
本日は、後半の「キャンパスツアー」からの参加となりました。
実は、私自身もよく大学のイベントなどで学内の見どころをまわるキャンパスツアーをよくやるのですが、今回のツアーは趣が少々異なるものでした。それは、「大学内の緑の30景」という、キャンパス内でも自然や景観が美しく見どころのある箇所を特にピックアップし、キャンパスツアーとして順に紹介して行く、という企画でした。OBの川崎さんがあたためていらした企画で、彼が解説をしながらツアーの先導をしてくださりました。
恥ずかしながら、初めて足を踏み入れるキャンパスゾーンがあったり、アメリカワシントンから寄贈していただいたハナミズキなどの由緒正しい貴重な草木を知らなかったり…これまでの植樹作業でかなりキャンパスに詳しくなったつもりでいた私ですが、そんなことはありませんでした。大学の歴史が長い分、キャンパス内のいたるところに色々なエピソードが詰まっているのですね。
私が特に気に入ったポイントは西グラウンド防音林の「寒椿」です。現在、ちょうど見頃となっていますが、紅色の鮮やかな花々が印象的でした。グラウンドの端から端まで植えてあるにもかかわらず、ひっそりと咲いていました。キャンパス内での美しい場所をもっと多くの人に知ってもらうための本企画ですが、皆に知れ渡ってしまうのも少し惜しいような気がして、ちょっと複雑な気持ちになりました。それでも、せっかくキャンパスの緑をきれいにしている活動を普段からしているのですから、やはり多くの人に見ていただきたいです。
キャンパスツアーの後は、恒例の懇談会で、本日のツアーの話でもちきりでした。前回の作業で手に入れた夏ミカン(夏とは正反対の季節ですが…)を会長自らが砂糖漬けにして持ってきてくださいました!とてもおいしかったです。
植樹会に参加する度、新しい発見があり、そして一橋大学をもっと好きになります。その新しい発見は、大学で普通の生活をしている限り絶対に知りえないことばかりで、これを知らずに卒業してしまうのは本当に一橋生としてもったいない!と思います。多くの方に美しいキャンパスを見ていただきたいのはもちろんですが、それと同じくらい多くの学生に興味を持ってもらいたい!と感じます。