「一橋祭特別清掃に参加しての感想」一橋祭運営委員会 古川智子(法3)記

この度の作業は一橋祭直前ということで、普段の草花の手入れの他に、五葉松の剪定、一部樹木の伐採、一橋祭の運営を円滑にするための草刈りを行いました。私が担当したのは、一年の中で一橋祭期間中のみ使用する区画の手入れで、昨年度以降伸びっぱなしになっていた草という草を刈るなかなか骨のいる作業でした。

今回、一橋祭の委員の他に他の学生団体の方々、そして大勢のOBの方々にご協力いただき、作業ペースはとても早く、順調に進みました。しかし逆に、未開の地かと思ってしまうほど生い茂った区画を大人数で切り開いていくうちにどんどん勢いづいてしまい、気がつけば当初予定していた面積の2倍くらいを刈ってしまっていました。

西キャンパス西門付近作業中
西キャンパス西門付近作業中

西キャンパス消防小屋付近

そのことをOBの川崎さんにお伝えしたところ、「そのくらいの勢いで環境破壊ができる、っていうことだよ」とのお言葉をいただき、勢いに任せたあまりにも無意識な伐採を反省すると同時に、私が植樹会に入会したきっかけを思い出しました。

思い返せば、植樹会の定期作業に積極的に参加し始めたのは本年度のホームカミングデー終了後の懇親会でとあるOBにお会いしたことがきっかけでした。その方が「植樹活動は自分たちがやってきた環境破壊に対する罪滅ぼしなんだ」と自身の半生と交えて植樹会活動について熱く語ってくださったことに大変感動し、これはただのボランティア活動ではないんだ、と植樹会に対するイメージが大きく変わりました。それ以来、私は植樹会の作業一つ一つにとてもやりがいを感じるようになりました。

植樹会の作業自体もとても楽しいものなのですが、作業後にある懇親会も大きな楽しみの一つです。懇親会は軽食をいただきながらOB・OGの方々と交流をする、という形なのですが、これが案外貴重な経験ができる機会だったりします。自分の親よりも年上の社会人の方とお話する機会すらあまりないのに、先輩が学生時代だった頃の話から、現代の就職活動状況までおもしろい話をたくさんしてくださいます。参加回数を重ねるごとに、また新しい出会いや発見があり、人生の先輩から学べることはありあまるほどです。このような機会を設けてくださる植樹会の皆さまには本当に感謝するばかりです。

最近では学内団体との連携もあり様々な趣向が凝らされていてこれまで以上に魅力的な懇親会になっていると思います。私も、一橋祭運営委員としてはもちろん、一学生としても、より充実した植樹会の活動のために、多くの学生に呼びかけられるように頑張ってまいりたいと思います。