「一橋植樹会参加の記(4月26日)」42年会事務局:高原

42年会事務局:高原

快晴、無風、気温も高く絶好の作業日和であった。大学通りのソメイヨシノはさすがに葉桜となっていたが、正門を入り兼松講堂の脇や図書館手前の八重桜(普賢象)は濃いピンクの花びらを散らし始めていた。また正門から集会所への道の両側のイチョウ、モミジは新芽を吹き出し、木々の新緑が眩いばかりに飛び込んできた。サクラやコブシの花が咲く時期もよいが、新緑の時期もまた素晴らしい。国立の自然には毎回心身ともにリフレッシュさせられる。
定刻2時となり作業班長さんから本日の作業について説明があった。作業は兼松講堂南側、図書館東側の中庭、芝生ゾーンの雑草取り、植え込みのつる草取り。本日の作業のために小鎌が新調され、また腰痛対策としてニーパット(膝当て)も用意された。佐藤くんの指導によるストレッチ準備体操を入念にして、それぞれ小鎌、ビニール袋を持って作業現場へ。

作業現場に着くとそこはさながらお花畑だ。黄色い花、白い花が咲き乱れている。「芝生以外は全て根こそぎ刈り取ってください」との指示があり、新調された小鎌が威力を発揮する。芝生の上に胡座をかき自分の周囲を手当たり次第に刈り取る人、また芝生に四つん這いとなって刈り取る人、しゃがみこんで刈り取る人などやり方は様々だが、みるみる内に刈り取られた雑草の山が出来上がった。ツツジ、サツキなどの植栽にはつる草が我が物顔で繁茂するが、今の時期はまだ未熟で数本しか取れない。雑草取りに特化するしかない。

作業中、佐藤くんに出会ったとき、彼は「タンポポは多分関東たんぽぽだから刈り取りたくない。西洋たんぽぽなら親の仇のように刈ってしまうが・・。」と言っていた。また「この白い花の雑草は何て言うの」と質問したところ、「ヒメジオンかハルジオンだよ。ハルジオンは茎が空洞になっているのが見分け方だよ。」と即座に回答してくれた。「さすが!森林インストラクターだ」と感心させられた。

2時間ほど経過した。あちこちで腰を伸ばしている人を見かける。早々に作業を終了して着替える。しばらくして恒例の反省会が始まった。今回は新入生を含め学生が40数名参加したため、反省会の会場は満員の盛況であった。42年会参加の6名はこじんまりまとまって、ビールで喉を潤す。程よい汗をかいた労働のあとのビールの味は格別であった。

注)全文は → http://old2.josuikai.net/nendokai/s42kai/aiko_syokujukai.htm