初春の風景
この季節、キャンパスはすっかり冬景色になっていました。イチョウは葉を落し、すっきりとした感じになりました。
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キャンパスを巡ると、緑を冠した常緑樹が目立っています。改めて、キャンパスに常緑樹が多いことに気がつきます。丸便横のスダジイは冬でも緑の景観を提供しています。葉の裏は金色で、冬の柔らかな日差しを受けるとキラキラ輝きます。
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陸上競技場北側にある大木群。モミジバスズカケやケヤキは葉を落としていますが、クスノキの大木は堂々と枝葉を広げています。東側にはシラカシの並木は圧倒的な緑の量感があります。
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シラカシ群に連なるタチカンツバキは今が盛りとばかりに咲き続けています。この時期開花しているのはこのタチカンツバキとカンツバキだけです。両者ともツバキ科の園芸品種で、もちろん常緑樹。貴重な冬の彩りです。
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この時期、庭園ゾーンを歩くと、アカマツなどマツのなかまが景観上重要な役割を果たしているのが実感できます。キャンパスの景観はまず、アカマツなど松を配しデザインされているように思えます。キャンパスの風景は要所に常緑樹を配置し、季節感のある落葉樹を組み合わせてつくられたのでしょうか。
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あと一月もすれば梅が咲き始めます。常緑樹を背景に今度は落葉樹の花が彩りを添えます。1月11日の植樹会の作業でウメの剪定が行われました。やがて、キャンパスの早春風景が展開していきます。
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佐藤征男(記)