ハクセキレイ
ハクセキレイ (スズメ目セキレイ科) 全長21cm 留鳥
モノトーンの配色のスマートな体に長い尾。てててっ、と小走りで動き回り、せわしなく上下に尾を振ります。英名はWhite wagtailで、‘wagtail’とはセキレイのことですが、‘wag’(振る)と‘tail’(尾)からついた名前であることがわかります。この名の通り、セキレイ類は、よく尾を振るのが特徴です。
ハクセキレイは、以前は北海道・東北地方でしか繁殖していませんでしたが、次第に繁殖地域を南下・拡大し、1960年代から70年代にかけて関東地方でも繁殖が確認されるようになったそうです。キャンパス内でも、親鳥を追い掛け回して餌をねだる幼鳥の姿を毎年のように見かけます。きっと付近で繁殖しているのでしょう。
言語社会研究科修士1年 中野晶子