キャンパスの四季「中央庭園の白梅」
トピックス2月号 キャンパスの四季(特別編)~中央庭園の白梅
年間の作業の一環として、一橋植樹会では、キャンパスの象徴ともいうべき中央庭園の白梅の手入れを時期になると定期的に行ってまいりました。その甲斐あって、近年はこの古木もしっかりと蘇り、今年も見事な花を付け、キャンパスを訪れる人達を楽しませてくれています。一橋植樹会の活動を温かく支えていただいている中野学長のご発案により、2月21日(金)、花を咲かせた白梅の前で、中野学長を交えて、作業の推進役、善宝作業班長、そして当日の週次作業に参加した会員で写真撮影を行いました。この場面は、一橋大学のHPにも掲載される予定です。
また、この白梅の手入れに長らく関わってきた善宝作業班長から、その思いを寄稿いただいておりますので、以下に紹介致します。
中央庭園のウメのこと
善宝俊文(昭53・法)
このウメ(白加賀)の木は、昭和43年に昭和18年卒業の方々が卒業25周年記念にと植えられたもので、今では中央庭園に春を告げる風物として市民にも親しまれています。
実は2012年2月の大雪により大枝が折れ、幹の中間部が裂けてしまうという受難を経験しています。折れた枝は支柱で支えられ、裂けた幹は養生布できつく巻かれて元の姿を取り戻したということですが、樹木の生命力の強さを教えてくれています。
剪定はこれまでも植樹会の作業で行われてきましたが、先輩方の思いを引き継ぎながら、最近では剪定に加えて、樹勢維持のため土壌改良剤の散布など養生にも取り組んでいます。
今年もたくさん実を付けてくれるのでしょうか。
梅かおる 樹下にわらべの いまむかし
梅かおり そぞろ散歩の 径あまた
(こぼれ話)実は昨年9月に剪定を行っていたところ、アオダイショウの幼蛇(30~40cm)が幹の上から作業の様子を興味深そうに眺めていました。通りかかった学生たちに、「アオダイショウの子供がいるよ。」と声をかけたのですが、無視されました。関心が無いのでしょうね。



