一橋植樹会トピックス 2024年12月号

お知らせ

下記のお知らせを掲載しました。タイトルをクリックしてご確認ください。

2024年12月20日(金) 第223回定例作業実施報告

作業場所と作業概要:
①従前の岸田ロードでの週次作業の後片付け
②空手道場、山岳部部室、如意団道場周辺の整備と後片付け
③陸上競技場東側の整備(灌木やツル類の除去)と後片付け
④自然薯掘り

風も弱く日差しの割には寒い中で行われた今年最後の定例作業には、顧問の福嶋先生、卒業生30名、学生53名の計84名の皆さんが参加しました。休憩や水分補給を行いながら作業を進め、無事予定通りの作業を終えることが出来ました。

集合時には、先般の衆院選で再選された末松義規さん(昭55商)と国立市長選で当選された濵﨑真也さん(平20法)にご挨拶いただきました。
作業は5班に分かれて実施しました。1班と2班は岸田ロード北側と南側の、先月来の週次作業で除去した灌木や雑草の搬送作業を学生中心に行いました。3班は空手道場から山岳部部室、如意団道場の周辺で従前に行った週次作業で除去した灌木、雑草、オギの搬送作業と、シラカシとウバメガシの剪定を学生と41年会他の卒業生で行いました。4班は前週の週次作業で刈り取った、陸上競技場東側のカンツバキ周辺の灌木と第1ススキのゾーンから如意団道場に通じる小道のササや灌木の搬送作業を行いました。5班は先月の定例作業時に福嶋先生のご指導によりマーキングをした自然薯を掘り出す作業を元気な学生が掘り手となって行い、一部折れた部分も含め、細身の自然薯を数本収穫することができました。
また、作業終了後は、善宝作業班長による今後の共同作業の進め方について各部の学生への説明、打合せを行い、相互理解を深めました。

作業後の交流会では、福嶋先生による自然薯と、似ているオニドコロとの違いを解説いただき、収穫したばかりの自然薯を小さく短冊切りして、味付け海苔や韓国海苔で巻いて、みんなで美味しくいただきました。初参加いただいた卒業生の挨拶や、恒例になった学生によるリレー形式でのスピーチを経て、和やかな交流会を終えました。

今回も皆さまのご参加ありがとうございました。
なお、次回の定例作業は2025年1月24日(金)を予定しております。次回も多くの皆さまにご参加いただきますようお願いいたします。

区分人数名前
顧問1名福嶋 司(東京農工大名誉教授)
卒業生一般22名杉山 守(昭35経)、籏野友夫(昭38経)、八藤南洋(昭40経)、関戸康男(昭40社)、津田正道(昭42商)、湯川敏雄(昭42社)、河村 進(昭49経)、小山 修(昭49法)、須藤佳夫(昭50商)、塚義則(昭50経)、井田武雄(昭51商)、藤原義章(昭51商)、山田 務(昭51経)、村上 仁 (昭52法)、善宝俊文(昭53法)、末松義規(昭55商)、杉原真紀子(昭55法)、峯村保広(昭56経)、田所亮子(昭63経)、犬尾 公(平10法/初参加)、濵﨑真也(平20法)、上村景子(平26商/初参加)
団体8名夏目恭宏(商)、村川守中(商)、森 一将(商)、関野 衛(経)、水野健吉(経)、山口篤一(経)、樋口文夫(法)、阿部 豊(社)
<41年植樹会サークル 8名>
学生53名

定例作業(講義)参加者:⦅参加者総数84名⦆ 

12月14日(土)学外研修実施報告

学外研修は植樹会会員の懇親もかねながら、自然や植物、環境整備についての知識を深め、その大切さを学ぶ研修企画ですが、今回は「多摩川が作りあげた武蔵野段丘と立川段丘との間の段丘崖、国分寺崖線とそれに沿って流れる野川の自然と歴史を訪ねる」というテーマで、飯塚義則一橋植樹会会長(昭50経)に企画いただきました。詳細な資料(注)や行程のご作成、各見学箇所のご手配ありがとうございました。

冬らしい寒い朝となったこの日、福嶋顧問と会員21名(奥様2名を含む)は各々最寄り駅からバスで国立天文台三鷹キャンパス正門前に集合し、午前中は同キャンパス構内の自然と研究施設を見学しました。
午後は、野川に沿って古八幡社を参拝後、崖線下を通り、大沢緑地内の大沢の里水車兼営農家、ホタルの里、山葵田、出山横穴墓群などの野川や湧水に支えられた人々の生活の歴史に触れつつ、野川公園内の自然観察園で自然観察を行いました。その後、野川公園を通り、近藤勇墓所のある龍源寺を参観し、行程を無事終了し、三鷹駅近くで有志による懇親会を行いました。

快晴ながらとても寒い一日でしたが、随所で福嶋先生による植生や植物の解説をいただき、大変勉強になりました。(スズカケノキとモミジバスズカケノキとアメリカスズカケノキの葉の形と実の付き方の違い、トウネズミモチとネズミモチの葉の違い、シラカシの植林目的やアラカシとの植生の違い、コナラとクヌギの幹と葉での見分け方、など)

なお、如水会会報2025年2月号に、柳原正則さん(昭52法)の参加感想文が掲載されますので皆さま是非ご一読くださいますようお願いいたします。

(注)飯塚さんにご作成いただいた資料をご覧いただくには下記リンクをご覧ください。

関連資料

下記リンクをクリックすると、PDFで資料をご覧いただけます
野川と国分寺崖線の自然を訪ねる
国立天文台三鷹キャンパス紹介
武蔵野台地を知る

学外研修参加者:
福嶋顧問(東京農工大名誉教授)、鈴木(徹)(39社)、中居(38経)、八藤(40経)、樋口(41法)、津田(42商)、谷中(45社)、河村(49経)、小山(49法)、山口(49法)、須藤(50商)、飯塚(50経)、木田((50社)、井田(51商)、藤原(潤)(51法)、村上(52法)、柳原(52法)、藏屋(53商)、善宝(53法)、柚木(59経)、古橋(61経)、田所(63経)

週次作業、共同作業他

(1)週次作業

12月6日(金):第2ススキのゾーン、如意団道場・山岳部部室前の雑草の刈込み、灌木の除去、タケの伐採と、如意団道場南側の雑草の刈込み、灌木の除去、および11月29日週次作業分の一部後片付けを行いました。


12月13日(金):①如意団道場・山岳部部室西側の雑草の刈込み、灌木の除去、タケの伐採、②如意団道場南側のカンツバキの剪定、③如意団道場から第1ススキのゾーンに抜ける小径のササの刈込み等整備、④陸上競技場東側のカンツバキに懸かる灌木の伐採等整備を行いました。

12月27日(金):①第1ススキのゾーンのススキ、ハギなどの刈払い、②陸上競技場東側のカンツバキの下のササ、雑草の刈込みと下枝の剪定、③西プラザ北側のウメの剪定、ゲッケイジュの剪定、④ブロアーを使った西キャンパスでの落ち葉処理を行いました。

(2)共同作業

12月4日(水):ラグビー部、男・女ラクロス部との共同作業を実施しました。ラグビー部部室周辺の雑草の刈込み、灌木の除去。ラグビー場周縁部の雑草の刈込み、灌木の除去、ツル類の除去。トロ―ジャン周辺の雑草の刈込み、灌木の除去を行いました。

今月の週次作業、共同作業参加者:関戸(40社)、高原(42社)、津田(42商)、湯川(42社)、谷中(45社)、河村(49経)、小山(修)(49法)、山口(49法)、須藤(50商)、飯塚(50経)、井形(50経)、木田(50社)、井田(51商)、藤原(義)(51商)、山田(51経)、藤原(潤)(51法)、後藤(52商)、村上(52法)、蔵屋(53商)、善宝(俊)(53法) 

キャンパスの四季・特別編その1~2024一橋大学国立キャンパスの黄葉/紅葉

「キャンパスの四季」を定期的に寄稿いただいている一橋植樹会の飯塚義則会長(昭50経)が、今年の週次作業や共同作業の際に撮影された国立キャンパスの黄葉/紅葉の写真を掲載いたします。ご寄稿ありがとうございました。

キャンパスの四季・特別編その2~2024一橋大学国立キャンパス 黄葉/紅葉の風景フォトレポート

一橋植樹会会員の山本 豊様(昭53社)が今年撮影された、国立キャンパスの黄葉/紅葉の写真集を山本様のコメントとともに掲載いたします。ご寄稿ありがとうございました。

次の写真はその中の1枚で、11月24日の秋の日差しの下、図書館時計台棟を背景にした黄葉したイチョウとアカマツなどの常緑樹とのコントラストが印象的です。
今年の国立キャンパスの紅葉/黄葉を下記のギャラリーにてお楽しみください。(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。)

図書館時計台棟を背景にした黄葉したイチョウとアカマツなどの常緑樹とのコントラストが印象的です
図書館時計台棟を背景にした黄葉したイチョウとアカマツなどの常緑樹

                 
山本 豊様コメント

今年、11月30日ホームカミングデーと11月22日一橋祭に国立キャンパスを訪問して、紅葉の写真を撮らせていただきました。
イチョウの大木の黄葉、イロハモミジの紅葉やメタセコイアの茶色のいろづきなどを見ることができました。
国立キャンパスの黄葉/紅葉は、キャンパス内の「美しい緑」と「歴史的情緒のある重厚な建物」と調和した風情があり、魅力的です。また、紅葉スポットのキャンパス内地図も作成しました。写真と合わせてご高覧いただければ幸いです。

2022~2024年にSNSで情報発信しました組み合わせ写真もご参照ください。(こちらは下記リンクからご覧ください。)

☆キャンパス内 紅葉スポット

キャンパス内 ①~⑨:紅葉スポット

<キャンパス内 ①~⑨:紅葉スポット>

山本さんのプロフィールと、山本さんが2022~24年に撮影した「紅葉の国立キャンパス 組み合わせ写真集」はこちらをご覧ください

ギャラリー

各写真のキャプション記載の番号は上記「キャンパス内紅葉スポット」の①~⑨を示しています

11月22日(金)~24日(日)・一橋祭での「森のクラフト教室」開催報告

本年も一橋祭に於いて3日間、「森のクラフト教室」を開催いたしました。
会場の西プラザには、多くのご家族を中心に500名を超える方々にご来場いただき、皆さまには恒例になったリース制作の他、人形や飾り物などの作品づくりや、作品例の鑑賞を楽しんでいただきました。
開催に際し、主担当の学生理事2名から次の感想文を寄稿いただきました。事前準備から開催期間中の運営対応とお疲れさまでした。

感想文  氣田菜那(商学部3年)

11月22、23、24日の3日間、一橋祭が行われました。私たちは一橋植樹会として「森のクラフト教室」という企画で参加させていただきました。
森のクラフト教室は、主に国立キャンパス内から採集した植物を組み合わせてクリスマスリースやオリジナルの作品を作る企画です。
今回は3日間累計で約500名の方にご来場いただき、大盛況となりました。

来場者の方から、「子供たちは普段、自然のものに触れる機会が減ってきているので、このような体験は貴重で、ありがたい」と声をかけていただきました。キャンパスで採集したクズでクリスマスリースの土台を編んだり、松ぼっくりやどんぐりを拾ったりする準備は大変でしたが、頑張った甲斐があったと思わせていただいた言葉でした。植樹会の一員として、このような機会を提供することができたことを誇りに思います。

しかし、森のクラフト教室は学生だけでなく、植樹会顧問や卒業生、インストラクターの方々のご助力のおかげで成功させることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

感想文  篠崎あずさ(社会学部3年)

「森のクラフト教室」で参加責任者を務めておりました、社会学部3年の篠崎あずさと申します。

11月22~24日の3日間で開催された一橋祭にて、一橋植樹会では今年も「森のクラフト教室」を実施いたしました。昨年に引き続き、待ち時間の出るほどの盛況ぶりで、老若男女問わず多くの方に楽しんでいただくことができました。

私自身、この企画の運営は初めてであり、準備や運営に行き届かない点が多々あったと存じますが、学生理事の仲間、植樹会顧問や卒業生の皆様、インストラクターの皆様のご支援を賜りまして無事に終えることができました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

この企画は、大学キャンパス内で採れた植物を用いて作品を制作する企画です。準備で植物を集める過程で、まだ見ぬ植物との出会いが多くあり、運営側も自然との触れ合いを楽しみながら活動することができました。そして当日には、来場者の皆様が時間を忘れて楽しそうに制作される姿がとても印象的でした。この素晴らしい企画を次世代にも繋いでいけたら嬉しいなと思います。

最後になりますが、来年以降のKODAIRA祭・一橋祭の「森のクラフト教室」もどうぞよろしくお願い申し上げます。

学生班プロジェクト:12月のベンチ修復作業

一橋祭で中断していた作業は12月17日(火)に再開し、マーキュリータワー前のベンチ2基の修復作業を実施し、12月19日(木)に2回目の防腐剤塗布を行い、作業を完了しました。
腐食部分はノコギリとノミで削り、削った部分と泥と苔で黒く汚れたベンチの表面をサンダーで磨き、ブラシで水洗いをして乾かした後、防腐剤を2度塗布しました。
年明けには中央庭園の2基の修復作業に取りかかる予定です。

アカマツ基金へのご寄付・一橋植樹会へのご寄付



会員訃報

今月判明したご訃報を取り纏め報告いたします。謹んでご冥福をお祈りいたします。

石原 一子(昭27・学) 2024年12月1日ご逝去
森村 大作(昭37・法) 2024年10月29日ご逝去
網野 厳美(昭40・商) 2024年9月17日ご逝去
水澤 秀樹(昭53・社) 2024年8月28日ご逝去


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