「海外留学で学んだこと -失敗をバネにさらなる高みへ-」商学部4年 島田健吾

大寒を過ぎ寒さも本番となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。今月の寄稿文を担当させていただく4年の島田と申します。

先日、無事に卒業論文を提出し、取得単位数も十分であるため卒業が確定いたしました!長いようで短かった大学生活を振り返ってみると、学業・KODAIRA祭実行委員会・我らが植樹会・テニスサークル・塾講師のアルバイト...と充実した4年間であったと思います。その中でも、個人的に最も印象に残る経験はやはりアメリカへの交換留学でした。

私は3年生の秋から4年生の夏までの10か月間、如水会のご支援をいただきながら一橋大学海外派遣留学生としてアメリカのカリフォルニア大学へ留学をしてきました。

出国前は「ビッグになって帰ってくるぞ~」と調子に乗っていたものの、留学先で待ち構えていたのはカルチャーショックと失敗の連続でした。特に言語面では自分の言いたいことが英語で表現できなかったり、相手に誤解され少し関係が気まずくなったり、授業中教授の説明がさっぱり聞き取れなかったうえに指名され珍回答をした等々、ひどいものばかりでした。

初めはそのようなことが起きるのを怖れ、常にビクビクしながら日々を過ごしていました。しかしある日、何かが吹っ切れて「上手くいかなくてもいいからとにかく積極的に話そう!」「むしろ堂々と失敗して学ぼう!」と考えるようになり、そこから私の留学生活は一変しました。結果的に、様々な国籍からなる100人以上の友達ができ、彼らからは所謂「コミュ強(コミュニケーション強者)」と呼ばれ、授業でもアカデミックな話題について英語でスムーズに議論できるようになりました。

留学での体験は書き足りないほどですが、今回はここまでにしたいと思います。このように留学という自分を成長させる貴重な機会を設けてくださった如水会の皆様には厚く御礼申し上げます。

さて、私は春には大学を卒業し、社会人となります。
失敗をバネにして強くなれることを実感した海外留学での経験を忘れずに、この先どのような壁に直面しても諦めず努力し続けていきたいです。