「平成28年7月15日(金)一橋植樹会第160回作業感想記」河村 進(昭49経)
7月15日(金)に今年度7月度の定例作業が実施された。関東地方はまだ梅雨明け宣言が出されておらず、作業日当日の降雨が心配された。案の定、午前中の幹事会の間は雨が断続的に降っていたが、開催の可否を判断する午後1時には雨は殆ど上がっており、作業実施を決断した。福嶋顧問、卒業生41名、学生86名、それに今回は永木財務部長以下6名の職員にも参加して頂き、総勢134名で作業に臨んだ。
本日の作業場所は西キャンパスの4箇所。第1班は善宝リーダー・関戸サブリーダーの下で西キャンパス西南端の如意団・空手道場周辺の植込み整備、雑草除去。第2班は徳永リーダーの下で本館東側並びに旧門衛所周辺の植込み整備、雑草除去、第3班は柳原リーダー・河村サブリーダーの下で図書館北側の第1研究館北側の植込み整備、雑草除去、第4班は五島リーダー・秦サブリーダーの下で、経済研究所南側の植込み整備、雑草除去である。
この時期は雑草の繁茂がひどく、ツツジなどの植込みの上にはびっしりとヤブガラシ等のつる類がまとわりつき、今は花まで咲かせている。これがツツジなどを厚く覆い、植えられた植物から光を奪って光合成を妨害し、放置しておけば枯れてしまう。将に藪枯らしである。また最近植樹した如意団道場周辺のサクラの周りも腰の高さまで雑草が繁茂しているなど、この時期はとにかく雑草との戦いとなる。
午後1時45分に準備体操を終え、各班はぱらつく小雨の中、それぞれの持ち場に向かった。つるの繁茂はすさまじいが、力を込めて引っ張れば面白い程ごっそりと除去が出来るので、初めて参加した学生たちも喜んで取り組んでくれた。ところが最初の頃の小雨が徐々に雨脚を強め、開始から45分が経過した午後2時半頃には本降りとなり、やむなく本日の作業は中止となった。各班に作業中止・後片付け開始の指示が伝わり、各班は作業半ばで慌ただしく撤収作業に入った。各班共当日の作業目標の半分程度を完了したところでの中止となったため、後ろ髪を引かれる思いであったが、雨脚は強まる一方だったのでやむを得ない。それでも作業を完了した場所は見違えるほどすっきりと綺麗になった。記念植樹のサクラの周りは綺麗に雑草が除去された。法人本部棟の前の円形の植込みも雑草除去で見事に蘇った。第1研究館北側・経済研究所南側の道路の両側のツツジの植込みは、つるがごっそり除去され本来の樹形を蘇らせている。
夏場はつる・雑草とはエンドレスの戦いになるので、次回以降の作業で本日のやり残し感を払拭すべく、一生懸命取り組もうと話しながら、本降りの中引き揚げた。
以上