「玉原高原でスノーシューを楽しむ」樋浦憲次記
3月15日から二日間、群馬県沼田市の玉原(たんばら)高原でスノーシューを楽しんで来ました。スノーシューは直訳すれば「雪靴」ですが実際に見るまで全くイメージが湧きません。それは分かりやすく言うと、洋式カンジキ。私は雪国新潟の生まれなので子供のころは大雪の日はカンジキで外を歩いたものでした。雪の中を沈まずに歩行出来る道具。玉原はブナ林で有名です。我が植樹会の福嶋先生が、ブナ林の研究と再生を長年の間手がけておられる場所でもあります。
15日は約2時間16日は約4時間あまり、2メートルの残雪が残る雪原をスノーシューで歩き回って新鮮な空気と青空のもと非日常の世界を楽しみました。ブナ林の中の、クマだな(クマがブナの実を食べるために木に登って枝をお尻の下に敷いた痕跡)やキツネ・ウサギ・ヤマドリなどの足跡、寄生木(ヤドリギ)、ヤマブドウの太い弦、ブナの巨木の枝に引っ掛かって空中に浮かんでいる雪の大きな塊など印象的です。
近くのスキー場では、ズノボーで滑る人たちが圧倒的に多くスキーの人はごくわずかでした。時代の変化を感じました。標高約1270メートルのペンション(つつみスクウェア)で薪ストーブに火をつけながら6人で美味しい創作料理とお酒を嗜むひと時も得難い団らんの時間でした。
なお今回の参加者は、湯川敏雄さん(リーダー)、石井暉雄さん、夏目恭宏さん、保坂証司さん、高橋正明さん、樋浦憲次の6名でした。このうち夏目さんと私以外の方は昨年も参加されています。⇒いかにスノーシューが面白いかの証明と感じたことでした。
以上