「2017年年頭の挨拶」会長 津田 正道(昭42商)
植樹会会員の皆様には、佳い新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
今年も宜しくお願い致します。
今年は酉年。申酉騒ぐとのいわれのとおり、昨年は英国のEU離脱問題、今年は米国の新大統領の誕生と政治・社会・経済にわたり波乱含みの年になりそうです。
翻って、私達一橋植樹会活動は、世間の騒音に惑わされることなく、「100年の森プロジェクト」を標榜し14年前の7月に新生植樹会が発足して以来、「一橋大学キャンパス緑地基本計画」に則り粛々とキャンパスの整備計画を実施しております。
昨年を振り返りますと、7月作業は降雨中断を余儀なくされましたが、11回の月次作業に加えて一橋祭準備作業、KODAIR祭準備作業、その他学生部活支援臨時作業と怪我もなく無事実施することができました。これも偏に一橋植樹会会員と教職員・学生の皆様のキャンパスを想う気持ちの表れと深く感謝しております。
特に、八藤前会長、籏野元会長のご意向を受け継ぎ、武蔵野の森再生に向けて植樹活動を加速しております。因みに昨年は、シラカシ、クヌギ、コナラ、アカマツ、モミジ、サクラ等30本近くの幼木の植樹を行いました。
昭和初期に国立に移転して以来、諸先輩の寄贈により多くの植樹が行なわれてきましたが、残念なことに最近では高齢化による衰弱木・枯死木などの危険木が増加し、学生・教職員の安全確保のため已む無く伐採せざるをえない状況に至っております。
これまでも取り上げてきました、アカマツの保全につきましても大学・植樹会共同費用負担による薬剤樹幹注入が12月より2月にかけて実施されています。次号では実施状況につきまして詳細ご報告させて頂きます。
今年も課題は山積しておりますが、大学のご指導の下、会員の皆様とともに果敢に取り組んで参りますので、引き続きのご支援の程宜しくお願い申し上げます。