「寄稿文」社会学部3年 加古息吹(学生理事)
暑さが日ごとに増してまいりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
一橋大学の閑静なキャンパスも鮮やかな緑の映える季節となってまいりました。キャンパスの木々が太陽の光を浴びて、青々と輝く様子は、非常に美しく、この季節ならではの風物詩です。子どもの楽しげな笑い声や、思い思いに学生が語らう様子は、この大学の、のびのびとした校風を体現しているかのようです。毎日通っている一橋大学ですが、それでも、「明日も通いたくなる大学」だと思います。
そんななか、私は社会学部の3年生になり、後期ゼミナールが始まりました。専攻は、政治学です。普段から新聞やニュースで見慣れている政治の話題ですが、20歳になり、選挙権を得たことで、ますます親近感を持って学ぶことができるようになりました。2年生までは広範な知識を学んできましたが、ゼミでより専門的な知識を身につけられることが、今は楽しみで仕方ありません。私のゼミでは、学生が主体となって議論を展開していくため、まわりの仲間に刺激を受け、もっとよく知ろう、考えよう、と向上心が芽生えます。高校生の頃、「勉強するのではなく、学びなさい」と、尊敬する恩師に言われました。大学に入り、その意味を深く噛みしめております。
これから先も、素晴らしいキャンパスで、多くのことを学び、たくさんの仲間と今しかできないことを、全力で追求していきたいです。せっかくの、最後のモラトリアムですから。