「春のお花畑のご報告」学生理事 川瀬紗依(社会学部4年)
ご無沙汰しております、学生理事の川瀬です。 以前こちらでキャンパスのお花畑の紹介を写真とともに書かせていただいたのですが、みなさま覚えておいででしょうか? 植えたばかりのパンジーは苗と苗の間隔がまだ広く、どこか物足りない様子でした。ようやく春を迎え、見違えるように華やかなお花畑になりました。遅ればせながらご報告です。(写真1)
後方のチューリップも、ぱらぱらと蕾を開き始めています。種類の異なるものを植えていたので開花の時期は多少ずれてしまいましたが、長く楽しめていいかなと勝手に思っております。写真では赤い花が多いですが、これから他の色の花も咲く予定です。
チューリップのさらに奥にあるのは、ほうれん草です。前回の寄稿文では冬の寒さを凌ぐためにビニールのトンネルを被せた様子をご報告しましたが、すっかり大きく育ってトンネルを持ち上げるまでになりました…。先週の作業にいらしていたOBの方に「野菜は収穫の時期が大事なんだよ」とお叱りを受けたのですが、少し育ちすぎてしまったようです。
さて、先週4月18日の定例作業はあいにくの雨でしたが、そんな雨のなかキャンパスを駆け巡って採ってきていただいた山菜で、天ぷらパーティを行いました。わたしは厨房で夫人方の天ぷらづくりのお手伝いをしていました。実にたくさんの草花が厨房に持ち込まれ、それらをきれいに洗って水を切り、衣をつけて大きな鍋で丁寧に1枚ずつ揚げては盛りつけます。キャンパス内にこれほどの食べられる植物が自生していることにも驚きましたが、揚げるとなんでもおいしく食べられることにもいたく感動いたしました。
この日の懇親会の主役は山菜の天ぷらだったのですが、夫人方にお願いをして実はほうれん草も調理していただきました。茎が立派に育ってしまったので茎ごと人参・玉ねぎと一緒に炒め、天ぷらの隣に置かせていただきました(写真を撮っておくのを忘れていました…)。召し上がった方に「小松菜っぽい」というご意見をいただいたのですが、茎が太いだけでほうれん草です。ほうれん草も小松菜も、両者ともカリウムやカルシウム、マグネシウムなど非常に栄養価の高い野菜ですが、ほうれん草には特にビタミンAやビタミンK、葉酸、食物繊維が小松菜より豊富に含まれているそうです。
ほうれん草の収穫やチューリップの苗選びなど、失敗の多い今回のお花畑でしたが、気を取り直して次の夏・秋に向けて準備をしていこうと思います。植え替えまでのしばらくの間、キャンパスにお立ち寄りの際はぜひ、元気なパンジーとチューリップを覗きにいらしてください。