「イギリス留学を終えて」植樹会学生理事 商4年 青山 佳広

2011年7月より1年間、英国のLondon School of Economics and Political Science (以下LSE)に私費留学しておりました。帰国してからちょうど1年程経ってしまったこともあり、記憶が薄れつつありますが、今回は私の留学に関して少しご報告させて頂きます。

私が留学したLSEという大学はロンドン中心部にあるホルボーンという地区の一角にあります。23の学部で構成されており、日本でいう文系の学部がほとんどです。この点では一橋によく似た大学です。学生は世界各国から集まっており、学部生はイギリス人が約半分程度、それ以外は欧州、アジア、アフリカと幅広く散らばっています。

学部生の授業に関してですが、一つの科目につき週1~2回のレクチャーと週1回のクラスと呼ばれるものから構成されています。レクチャーとは一般的な日本の大学の授業のような大人数講義で、主に知識のインプットに用いられます。クラスと呼ばれるものは10人程度の授業で、ディスカッション中心に行われます。

授業以外にもパブリックレクチャーシリーズといって、週に3-4回ほど、各国の要人や第1線で活躍している研究者を呼んで講演会を開催しています。学生はもちろんのこと、一般の人々にも公開されています。もちろん無料なので、有名な方の講演の場合は抽選になったりもします。私も運良く、グラミン銀行の創設者でノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏や当時イタリアの首相であったマリオ・モンティ氏、白川方明元日銀総裁、ポール・クルーグマン、マイケル・サンデルなどといった方々の講演を聴くことができました。

さらに学業点以外の点でも、ロンドンは非常に充実した街でした。
特に私は大のサッカー好きであるため、週に1度程度、寮から地下鉄で15分ほどのスタジアムに通い観戦していました。チケットが取れなかった場合でも、近くのパブで友人と盛り上がりながら観戦していたこともしばしばありました。こうして今振り返ってみると、ロンドンは学業にも遊びにも事欠かない都市で、非常に充実した留学生活を送ることができたと思います。

ただ唯一物足りないと感じてしまったことは、LSEのキャンパスです。欧米の大学といえば、広々としたキャンパスがあり、芝生で学生が寝転んで本を読んでいるイメージを持っている方も多いと思いますが、LSEはまさにその正反対です。都市型の大学であるため、仕方ないといえば仕方ないのですが、明確なキャンパスがないのです。歩いているといつの間にか大学のビルが集まるところに入ってしまったというような感じの大学です。普段から植樹会の作業などで一橋のキャンパスの素晴らしさを実感していた私にとってはやや物足りないと感じてしまったのが正直なところでした。