6月8日(土)~9日(日)KODAIRA祭での「森のクラフト教室」実施報告

年の瀬も近い一橋祭と違って、新緑の国立東キャンパスでのKODAIRA祭ということもあり、国立の東西キャンパスで剪定、伐採した枝や灌木の輪切り主な材料にして動物などを制作したり、タケぼっくりを作ったり、ドライフラワーにしたサクラやモミジの栞(シオリ)を作ったりと、学生のアイデアも取り入れた新たな試みの「森のクラフト教室」を6月8日(土)と9日(日)の2日間開催しました。

工作に参加した来訪者は2日間で延べ150名を超え、内訳は60名強が小学生以下の子供たちと数名の中高生とその保護者(約60名)が大半で、一橋大学卒業生や一般の大人も参加いただき、大盛況のうちに終えることができました。

「大人から子供まで、大学キャンパスで調達した自然の材料で工作を楽しんでいただく」ことと「一橋大学の豊かな自然と、その保全に尽力する一橋植樹会の活動をご理解いただく」という目標は達成できたと強く感じることができました。

工作材料の枝の輪切りなどの準備作業に頑張っていただいた沢山の学生理事の一人である中村悠人さん(法学部・4年)から次の感想文をご寄稿いただきました。森のクラフト教室準備作業から後片付けまでお疲れさまでした。

感想文 中村悠人(法学部4年)

はじめまして。植樹会学生理事を務めております、法学部4年の中村悠人と申します。一橋植樹会は6月8日(土)、9日(日)に開催されましたKODAIRA祭にて「森のクラフト教室」という企画で参加いたしました。KODAIRA祭への参加は数年ぶりでしたが、多くの方に足を運んでいただき、大盛況で終えることができました。

今回の「森のクラフト教室」では、どんぐりや木など大学内で採れた様々な植物を使って参加者に思い思いの作品を作っていただきました。皆さん集中して黙々と作業し、オリジナリティー溢れる作品ができた時はとても満足そうな顔をしていました。楽しそうな参加者を見ているとこちらまで嬉しくなりますし、自然と自分たちも作品づくりをしたいと思うようになります。企画を運営していた理事の一人は小さな子どもに負けじと、ゲームのキャラクターや蟻やカブトムシといったたくさんの作品を作り、才能を開花させていました。想像力次第で何でも作ることができるこの「森のクラフト教室」は、大学の豊かな自然を体感してもらうとともにその可能性も感じてもらえたのではないかと思います。

また今回は個々の作品づくりに加え、竹ぽっくりも作ってもらいました。こちらも大人気でたくさんの子どもに遊んでもらい、事前に準備していた材料が一日目に無くなってしまうほどでした。私たち大学生もですが自然のもので遊ぶことが少なくなった今の子どもにとって、竹ぽっくりや作品づくりは普段経験する機会が少ない貴重なものであり、非日常なワクワク感を提供することができたと思います。

今回参加しましたKODAIRA祭では、私たちの企画以外にも多くの模擬店やステージ企画などが行われ、新入生を始め学生はもちろん、子どもや地域の方など多くの人々がキャンパスを訪れ、学園祭の非日常感を満喫しておりました。このような非日常を楽しむことができるのは、普段の充実した日常があるからだと思います。自然に溢れ、美しいキャンパスで日々大学生活を送ることができているのは、植樹会の皆さまの日々の活動の賜物であり、私も微力ではございますが植樹会の活動に貢献したいと改めて思いました。

一橋大学の学園祭は今回のKODAIRA祭と11月の一橋祭があり、今年の一橋祭でも「森のクラフト教室」で参加する予定です。充実した日常を維持できるよう日々の植樹会の活動に参加しつつ、一橋祭では今回の反省も活かしてより良い企画を作り、非日常な経験を提供できたらなと思います。

最後になりましたが、来てくださった方々ありがとうございました。
また一橋祭でお会いしましょう。