一橋植樹会トピックス 2024年7月号
2024年7月20日(土) 第219回定例作業(休日作業)実施報告
作業場所と作業概要:
①中央庭園・池の南側の雑草の抜き取り
②兼松講堂東側の雑草の刈り取り
③兼松講堂西側・矢野二郎先生立像周辺の植込みの剪定
④兼松講堂西側の刈り取った雑草、灌木の後片付け
真夏の暑さの中で行われた本年度最初の休日作業には、福嶋顧問、筒井顧問、卒業生35名、学生66名の計103名の皆さんに参加いただきました。
1班は中央庭園の池の南側のヘラオオバコなどの雑草の抜き取りを行い、2班~4班は週次作業で刈り取った兼松講堂西側の雑草と、卒業生が当日刈り取った兼松講堂東側の雑草を植木ゴミ集積場所へ搬送し、41年会の卒業生を中心に矢野二郎先生立像周辺の植込みの剪定を行いました。
日差しも強く、気温も高かったので休憩時は塩分と水分の補給を行いながら作業を進めましたが、学生1名に熱中症状がみられ、幸い学生理事の適切な対応により体調も回復しました。今後の安全対策をより強化して参ります。
また、今回は国立学園の野久尾 悟氏が作業の様子を見学され、その後の交流会にも参加いただいて「校内の緑」について情報交換させていただきました。
今回も皆さまのご参加ありがとうございました。
なお、次回の定例作業は9月20日(金)になります。
次回も多くの皆さまにご参加いただきますようお願いいたします。
定例作業(講義)参加者:⦅参加者総数103名⦆
区分 | 人数 | 名前 |
---|---|---|
顧問 | 2名 | 福嶋 司(名誉教授)、筒井泉雄(名誉教授) |
卒業生一般 | 29名 | 岸田加代(昭35家)、八藤南洋(昭40経)、関戸康男(昭40社)、津田正道(昭42商)、谷中健治(昭45社)、金子 彰(昭46法)、河村 進(昭49経)、小山 修(昭49法)、山口久基(昭49法)、須藤佳夫(昭50商)、飯塚義則(昭50経)、井田武雄(昭51商)、藤原義章(昭51商)、山田 務(昭51経)、後藤茂雄(昭52商)、村上 仁 (昭52法)、善宝俊文(昭53法)、杉原真紀子(昭55法)、善宝由利子(昭55社)、峯村保広(昭56経)、柚木良宣(昭59経)、松石裕樹(昭60経)、古橋浩人(昭61経)、猪谷倫明(昭61法/初参加)、田所亮子(昭63経)、大井麻理(昭63社)、高橋真吾 (平15商)、大坂孝之(平18社)濵﨑真也(平20法) |
団体 | 6名 | 夏目恭宏(商)、村川守中(商)、水野健吉(経)、関野 衛(経)、樋口文夫(法)、野村正彦(社) <41年植樹会サークル 6名> |
学生 | 66名 |
2024年度一橋植樹会寄附講義「緑の科学」終了報告
今年度で13回目を迎えた「緑の科学」は、4月12日の第1回講義:ガイダンスとキャンパスツアー「桜の観察」に始まり、7月12日に全13回の講義日程を終了しました。講義は、学生達に自然を保全することの大切さを学び、認識を深めてもらうことに主眼を置き、母校キャンパスの緑の保全を原点としながら、植物と緑の関係、その生態と進化、森林生態系と森の生物、森や林の役割と人々の生活との関係などについての授業を行う一方、野外での自然観察や植生管理などの実体験にも重点を置いて行ないました。また、このため、受講生の定員を60名とし、講義中のチームを10班に分けて行いました。
そのような中で、今年の主要課題となったのは、国立キャンパスの緑による二酸化炭素の固定量の推定です。推定にあたっては、「フェルミ推定と二酸化炭素の固定」という筒井先生の講義に従い、学生達は、チーム毎に、この実際に調査することが難しい作業に挑戦しました。「環境報告書」などから得られるキャンパスの緑に関するデータや環境省や林野庁から得られるデータなどの限られた情報をもとに、論理的に推論し、限られた時間で推定する作業です。
6月21日の受講生による中間発表を経て、7月12日の最終講義では各班が6分の持ち時間で推定の基礎となった情報、仮定やその論理的根拠について発表を行い、その結果を競いました。講義には中野聡学長に出席いただけました。各班から発表された結果は使用データや仮定の違いからかなりの差が生じましたが、年間500トン前後というのが多かったようです。筒井先生の提案を基に、今回の発表に対して植樹会から学生表彰を行うこととなりました。藤元先生、筒井先生とともに、一橋植樹会員10名にも評価に参加いただき、最終的に最優秀賞、優秀賞、敢闘賞が決まり、表彰状と一橋植樹会から寄贈された図書カードが受賞者に贈呈されました。
表彰後に中野学長からご講評をいただき、「緑の科学は最も重要な講義の一つ」というコメントを頂戴し、また受講生の頑張りにエールを送っていただきました。今回のこのテーマは、中野学長と筒井先生との、国立キャンパスの二酸化炭素の固定量の推定の話に起因するものとお聞きしており、学内的にも学外的にも、一橋キャンパスの緑の大切さを改めて見極める一矢となる、意義あるものとあらためて感じました。
週次作業(旧臨時作業)、共同作業他
7月週次作業、共同作業他
7月は次の通り共同作業と週次作業を実施しました。
・ 3日(水);ラグビー部、男・女ラクロスとの共同作業
・5日(金):東本館西側のササ・雑草の刈込みと灌木の除去
・12日(金):矢野二郎先生立像周辺の雑草の刈込み
・24日(水):弓道部との共同作業(昼休み中の激しい雷雨で作業再開は少し遅れましたが予定通り完了しました。)
・26日(金):本館西・北・東側と保健センター周辺の雑草の刈込み、植込みの剪定
大径木調査:本年3月来実施してきた、胸高幹周2メートルを超える492本の状況調査が7月8日に終了しました。今後はその結果に基づき状況分析、学内の樹木の現況評価を年内を目途に実施していく予定です。
今月の各作業・調査参加者:八藤(40経)、関戸(40社)、津田(42商)、高原(42社)、湯川(42社)、谷中(45社)、小槙(46法)、河村(49経)、小山(修)(49法)、山口(49法)、須藤(50商)、飯塚(50経)、木田(50社)、井田(51商)、山田(51経)、藤原(潤)(51法)、村上(52法)、蔵屋(53商)、善宝(俊)(53法)
作業の詳細は次のリンクから一橋植樹会作業班ホームページをご参照ください。
アカマツ基金へのご寄付・一橋植樹会へのご寄付
今月は、波多野 昇様(昭29・社)からアカマツ基金へのご寄付をいただきました。まことにありがとうございます。趣旨に沿い大切に使わせていただきます。
会員訃報
今月判明したご訃報を取り纏め報告いたします。謹んでご冥福をお祈りいたします。
小池 國三(昭25・学) 2024年5月4日ご逝去
田中 政彦(昭35・経) 2024年7月15日ご逝去
吉田 裕敏(昭41・法) 2024年5月1日ご逝去
北元 逸(昭48・社) ご逝去日は把握しておりません
※元一橋植樹会会長代行の田中正彦様への追悼文を来月のホームページに掲載予定です。
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