一橋植樹会トピックス 2024年6月号

お知らせ

下記のお知らせを掲載しました。タイトルをクリックしてご確認ください。

2024年6月21日(金) 第218回定例作業実施報告

作業場所と作業概要:
社会科学統計情報研究センター東側周辺、および、第2研究館北側の雑草等の刈取作業の後片付けと、同区域の有害植物・ヨウシュヤマゴボウの根堀作業を予定していましたが、雨のため作業は中止し、参加者は福嶋顧問による講義を聴講しました。

2日前までは晴れの予報でしたが、当日は朝から本降りの雨で作業は中止せざるを得ず、急遽一橋植樹会顧問の福嶋名誉教授にお願いし、「東京の自然はこんなに豊か!身近な公園をもっと知ろう!」というテーマで講義をしていただきました。
先ずは「自然を護る」ということについて、植生と森に関係する用語や自然を守るための用語、自然保護に関する用語などを詳しく解説いただき、緑の管理(植生管理)についての説明や東京の地質と地形、東京の森の多様性に触れ、武蔵野台地(東京)東部の森の例として、新宿御苑の森、井の頭公園の森、自然教育園の森、明治神宮の森、また東京低地の森として浜離宮の森、清澄庭園の森を例にとり、それぞれの森の歴史、特徴、それに纏わるエピソードなどを交え、その果たした役割について詳しくお話いただき、とても有意義でした。
講義いただいた福嶋先生に感謝申し上げます。

今回初参加の卒業生3名は福嶋先生の講義の後、恒例の交流会に参加し、自己紹介も含めご挨拶いただき、学生や卒業生との懇談を楽しんでいただきました。
また、交流会には中野学長と戸谷総務課長代理にも参加いただき、中野学長には残念ながら作業できなかったお気持ちと植樹会への温かいエールを交えたご挨拶をいただきました。
中野学長の両サイドに座った学生たちは緊張していましたが、滅多にない良い経験だったと思います。
今回も皆さまのご参加ありがとうございました。

なお、来月の定例作業は7月20日(土)の休日作業です。
次回も多くの皆さまにご参加いただきますようお願いいたします。

定例作業(講義)参加者:⦅参加者総数47名⦆

区分人数名前
顧問2名福嶋 司(東京農工大名誉教授)、筒井泉雄(名誉教授)
卒業生一般14名湯川敏雄(昭42社)、谷中健治(昭45社)、河村 進(昭49経)、小山 修(昭49法)、山口久基(昭49法)、
須藤佳夫(昭50商)、飯塚義則(昭50経)、井形信一(昭50経)、井田武雄(昭51商)、後藤茂雄(昭52商/初参加)、
村上 仁 (昭52法)、柳原正則(昭52法/初参加)、善宝俊文(昭53法)、杉原真紀子(昭55法/初参加)、
古橋浩人(昭61経)
団体7名夏目恭宏(商)、村川守中(商)、山口篤一(経)、水野健吉(経)、江口清象(経)、樋口文夫(法)、阿部 豊(社)
<41年植樹会サークル 7名>
学生24名

2024 年 6 月 19 日(水)一橋大学構内で眼にした植物 ―ヤブカンゾウとノカンゾウー

6 月に入り、今年の梅雨は例年より遅いなという思いでいましたが、暑さも厳しさを増す中、漸 く梅雨時を感ずることができるくらいの雨量と天気の変化を感じることができるようになりまし た。

そんな中、学内の数多くの野草類や樹木も「わが世を得たり」といわんばかりに、勢いよく 生長、繁茂し、いよいよ私達、一橋植樹会の活動も正念場を迎えます。このような状況下、昨 日も学内に存在する 500 本弱の胸高幹周 2 メートルを超える大径木の健康調査を実施しまし た。その中でふと眼にした身近な植物を紹介します。

記事の詳細は下記リンクボタンからご覧ください。 


週次作業(旧臨時作業)、共同作業他

6月7日(金)は陸上競技部との共同作業を実施しました。

週次作業としては6月14日(金)は社会科学統計情報研究センター東側及び周囲の雑草の刈取、灌木の除去。第2研究館北側の雑草の刈取、中央庭園の芝刈りを行い、同日に寄附講義「緑の科学」の植生管理の野外実習の支援を行いました。

6月26日(水)は6月14日に未実施だった作業を行いました。
6月28日(金)に予定していた作業は雨天のため中止となりました。

また、第二期大径木調査を、6月19日(水)と24日(月)に実施しました。

今月の週次作業・共同作業参加者:関戸(40社)、湯川(42社)、後藤(44商)、河村(49経)、小山(修)(49法)、山口(49法)、須藤(50商)、飯塚(50経)、木田(50社)、井田(51商)、藤原(義)(51商)、村上(52法)、蔵屋(53商)、善宝(俊)(53法)

作業の詳細は次のリンクから一橋植樹会作業班ホームページをご参照ください。

6月8日(土)~9日(日)KODAIRA祭での「森のクラフト教室」実施報告

年の瀬も近い一橋祭と違って、新緑の国立東キャンパスでのKODAIRA祭ということもあり、国立の東西キャンパスで剪定、伐採した枝や灌木の輪切り主な材料にして動物などを制作したり、タケぼっくりを作ったり、ドライフラワーにしたサクラやモミジの栞(シオリ)を作ったりと、学生のアイデアも取り入れた新たな試みの「森のクラフト教室」を6月8日(土)と9日(日)の2日間開催しました。

工作に参加した来訪者は2日間で延べ150名を超え、内訳は60名強が小学生以下の子供たちと数名の中高生とその保護者(約60名)が大半で、一橋大学卒業生や一般の大人も参加いただき、大盛況のうちに終えることができました。

「大人から子供まで、大学キャンパスで調達した自然の材料で工作を楽しんでいただく」ことと「一橋大学の豊かな自然と、その保全に尽力する一橋植樹会の活動をご理解いただく」という目標は達成できたと強く感じることができました。

工作材料の枝の輪切りなどの準備作業に頑張っていただいた沢山の学生理事の一人である中村悠人さん(法学部・4年)から次の感想文をご寄稿いただきました。森のクラフト教室準備作業から後片付けまでお疲れさまでした。

感想文 中村悠人(法学部4年)

はじめまして。植樹会学生理事を務めております、法学部4年の中村悠人と申します。一橋植樹会は6月8日(土)、9日(日)に開催されましたKODAIRA祭にて「森のクラフト教室」という企画で参加いたしました。KODAIRA祭への参加は数年ぶりでしたが、多くの方に足を運んでいただき、大盛況で終えることができました。

今回の「森のクラフト教室」では、どんぐりや木など大学内で採れた様々な植物を使って参加者に思い思いの作品を作っていただきました。皆さん集中して黙々と作業し、オリジナリティー溢れる作品ができた時はとても満足そうな顔をしていました。楽しそうな参加者を見ているとこちらまで嬉しくなりますし、自然と自分たちも作品づくりをしたいと思うようになります。企画を運営していた理事の一人は小さな子どもに負けじと、ゲームのキャラクターや蟻やカブトムシといったたくさんの作品を作り、才能を開花させていました。想像力次第で何でも作ることができるこの「森のクラフト教室」は、大学の豊かな自然を体感してもらうとともにその可能性も感じてもらえたのではないかと思います。

また今回は個々の作品づくりに加え、竹ぽっくりも作ってもらいました。こちらも大人気でたくさんの子どもに遊んでもらい、事前に準備していた材料が一日目に無くなってしまうほどでした。私たち大学生もですが自然のもので遊ぶことが少なくなった今の子どもにとって、竹ぽっくりや作品づくりは普段経験する機会が少ない貴重なものであり、非日常なワクワク感を提供することができたと思います。

今回参加しましたKODAIRA祭では、私たちの企画以外にも多くの模擬店やステージ企画などが行われ、新入生を始め学生はもちろん、子どもや地域の方など多くの人々がキャンパスを訪れ、学園祭の非日常感を満喫しておりました。このような非日常を楽しむことができるのは、普段の充実した日常があるからだと思います。自然に溢れ、美しいキャンパスで日々大学生活を送ることができているのは、植樹会の皆さまの日々の活動の賜物であり、私も微力ではございますが植樹会の活動に貢献したいと改めて思いました。

一橋大学の学園祭は今回のKODAIRA祭と11月の一橋祭があり、今年の一橋祭でも「森のクラフト教室」で参加する予定です。充実した日常を維持できるよう日々の植樹会の活動に参加しつつ、一橋祭では今回の反省も活かしてより良い企画を作り、非日常な経験を提供できたらなと思います。

最後になりましたが、来てくださった方々ありがとうございました。
また一橋祭でお会いしましょう。

6月14日(金)寄附講義「緑の科学」剪定作業実習サポート

一橋植樹会の寄附講義である「緑の科学」に於いて東キャンパス1号館東側(国際研究館との間)の植込みの剪定実習作業が実施され、植樹会メンバーの卒業生が各班の実習サポートを行いました。

作業後は「慣れない作業に疲れた」という声が多く聞かれましたが、高さを揃えて綺麗に剪定できた結果には満足そうでした。

2024年度春の学外研修実施報告

先月5月20日~21日にかけて、15名の参加者による1泊2日の学外研修を行いました。

今回の学外研修の目的は、①群馬県沼田市の玉原高原のブナ林(=一橋植樹会顧問の福嶋名誉教授が30年以上にわたり、その植生調査や再生、保全のために尽力されてきた場所)の現況と植生の復元状況の見学と、②谷川岳の三沢巡りによる谷川連峰の地形や植生について学ぶことであり、福嶋顧問と飯塚会長に企画いただきました。

同研修報告記事が如水会会報8・9月号の植樹会通信に掲載されますので是非ご高覧ください。

くにたちのお花畑の近況と整備

5月17日に植えたヒマワリの苗と昨年のこぼれ種から育ったコスモスは、6月1日にはもう花が咲き始め、6月半ばには成長してたくさんの花をつけています。

同じく6月半ばにはダリアも大輪の花を次々と開き、テッポウユリも美しく咲いていました。
(暑さのせいか、花の期間が短いのが残念です。)

6月26日には草刈りや西プラザ側の花壇の草抜きを行い、翌27日にはお花畑の咲き終わった花を除去し、その場所に混みあっていたヒマワリを一部移植しました。

アカマツ基金へのご寄付・一橋植樹会へのご寄付

今月は次の方々からアカマツ基金へのご寄付をいただきました。まことにありがとうございます。趣旨に沿い大切に使わせていただきます。

山村 輝夫様(昭43・法)
三澤 建美様(昭47・経)



会員訃報

今月判明したご訃報を取り纏め報告いたします。謹んでご冥福をお祈りいたします。

横瀬 一郎(昭31・経) 2023年12月24日ご逝去
島田 治夫(昭39・経) 2024年4月26日ご逝去
田中 国睦(昭39・社) 2024年4月19日ご逝去
北村 忠弘(昭42・商) 2024年3月28日ご逝去
後藤 浩(昭42・経)  2024年6月16日ご逝去


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