【定例作業】2024年3月22日(金) 第215回定例作業実施報告

2024年3月22日(金) 第215回定例作業実施報告

作業場所と作業概要:
①武蔵野のススキのゾーンを囲う杭の整備(前回定例作業の続き)
②別館倉庫でのシイタケの植菌作業(駒打ち)
③経済研究所南側の夏ミカンの収穫
④第1研究館南側のベニカナメモチの剪定
⑤東キャンパス正門右側のアズマネザサの除去

前日までの強風が和らぎ、快晴の下で行われた定例作業には、福嶋顧問、卒業生29名、学生41名の計 71名の皆さんが参加されました。

1班はススキのゾーンでの前回定例作業の続きで、地面が固くて充分打ち込めなかった杭の打ち直しを行いました。地面への穴開けは新たに購入したエンジン式の穴掘り機(オーガー)が、そしてロープを通す穴の拡張には充電式のドリルが活躍し、杭の整備作業を完了しました。

別館倉庫では、事前に準備されたコナラのほだ木にドリルで穴を開け、シイタケ菌の入った駒を打ち込む作業を学生が中心となって行いました。学生たちにとっては初めての体験であり、2年後のシイタケの成長が楽しみです。この班の参加者には福嶋顧問によるネズミモチなどについての臨時講義(?)が行われ、その後、職員集会所跡の灌木やクロチクの除去作業を行いました。

経済研究所南側では夏ミカンの収穫作業を実施し、こちらも学生たちが脚立に上って高枝切鋏を使い、約50個の夏ミカンを収穫しました。籏野友夫さん(元植樹会会長・昭38経)がマーマレードなどに調理いただき、7月の休日作業後の交流会でふるまっていただく予定ですのでこちらも楽しみです。残りは参加者にお土産としてお持ち帰りいただきました。

第1研究館南側では41年会の皆さんと学生による植込み(ベニカナメモチ)の剪定と周辺の整備が行われました。
東キャンパス正門南側周辺では、ササや雑草の刈込作業を実施しました。停められた自転車や通行人の安全に配慮しながら、無事作業を完了しました。

作業終了後は、恒例の作業参加者の交流会が開催され、初参加の峯村保広さん(昭56経)も加わり、楽しい交流の場になりました。

皆さま、ご参加ありがとうございました。
なお、次年度最初の定例作業は4月19日(金)です。こちらも多くの皆さまにご参加いただきますようお願いいたします。

今回は峯村保広さん(昭56経)、柚木良宣さん(昭59経)から感想文をご寄稿いただきました。ありがとうございました。

感想文 峯村保広(昭56経)

3月22日の植樹会定例作業に初めて参加しました昭和56年経済学部卒の峯村と申します。職員集会所跡地に群生する雑草除去と雑木伐採のお手伝いをしました。

小学生の頃、親戚の農家で稲刈りの手伝をしたことや、風呂を沸かす薪を切ったり割ったりしていた事を思い出し懐かしくなりました。
3月上旬、一橋の同期数名と「ブラタモリ」で放送された目白・雑司ヶ谷を散策した折に、旧皇族寮などの登録有形文化財や、赤穂浪士のひとり堀部安兵衛が仇討ちに使った血まみれの刀を洗ったという「血洗いの池」がある学習院大学のキャンパスにも足を運びました。

校内では専門業者が整備・清掃をしており、奇麗でしたので、母校の植樹会もせいぜい落ち葉拾い程度だろうと高をくくり、気楽に伺ったのですが、豈はからんや!平素使わない筋肉をたくさん動かし、よい汗をかきました。 41年卒の先輩の皆様が黙々と作業されておりましたので、若輩の私が手を抜くわけにもゆかず、平素使わない鎌や鋸でケガをせぬよう注意して行いました。慣れた手つきで和気あいあいと作業をされていた大先輩の皆様に改めまして敬意を表する次第です。

近年、KODAIRA祭実行委員会や一橋祭運営委員会等の学生諸兄の参加はあるものの、41年卒の皆様を中心に運営されてきた植樹会は人手不足と伺いました。 昨今、車の自動運転や物流倉庫の無人化などAIやロボットに関する報道をよく目にしますが、雑草や枯れ木の除去、シイタケ菌の植え付けをロボットに行わせるには、まだまだ時間がかかりそうです。

私は如水会館で行われた卒業30周年を祝う同期会の折、植樹会の皆様が勧誘をされていましたので、酔いに任せて終身会員となりました。千葉県の市川市から国立に来るのも一仕事なのですが、今後も定期的に作業に参加するとともに、植樹会の活動を周囲に伝えてゆきたいと思います。

感想文 柚木良宣(昭59経)

3月22日、植樹会定例作業に参加した。後輩の古橋さんに誘われて初めて参加した昨年11月から数えて五回目。初回は大雨で作業は中止、飯塚植樹会会長の講義を拝聴し交流会でビールを飲んで帰ってきたので、実質的には四回目の作業だ。

前回まではほぼ「掃除」だったので、さほど疲れなかったのだが、今回は大いに疲れた。
面白くて楽そうだなと思い椎茸の菌打ち班に参加したのだが、人手が余り、私は福嶋司先生(植樹会顧問、東京農工大名誉教授)について職員集会所跡の整備作業を担当。つつじの植栽に覆い被さっていた蔓を除去した後は太枝切り鋏でひたすら黒竹を伐採しまくり、ついには広場が出来上がった。

作業の後はいつものように学生を交えた交流会。西プラザで先輩方や学生の皆さんと懇親を深めた。
一橋植樹会は本当に素晴らしい会である。クラブや特定の団体ではなく、OBと学生が母校の緑の保全のために集まる、こんな会は他にはないでしょう。今回も80歳代の大先輩をはじめとするOB(ちなみに62歳の私が下から二番目の若手)、KODAIRA祭や一橋祭を中心とする学生、総勢50人ほど?が集い作業に勤しみ交流会でビールを酌み交わした。

福嶋先生によると東京農工大よりも一橋のキャンパスの緑の方が遥かに素晴らしく整備されているとのこと。これは一橋植樹会/作業班の先輩の方々の毎週のご努力に、毎月の定例作業でのOBおよび学生の皆さんの協力あっての賜物である。これからも出来るだけ参加して美味いビールを飲みたい。

定例作業参加者:⦅参加者総数71名⦆

区分人数名前
顧問1名福嶋 司(名誉教授)
卒業生一般20名岸田加代(昭35家)、籏野友夫(昭38経)、関戸康男(昭40社)、津田正道(昭42商)、高原正靖(昭42社)、
湯川敏雄(昭42社)、谷中健治(昭45社)、小槙達男(昭46法)、河村 進(昭49経)、小山 修(昭49法)、
山口久基(昭49法)、須藤佳夫(昭50商)、飯塚義則(昭50経)、井田武雄(昭51商)、山田 務(昭51経)、
村上 仁 (昭52法)、善宝俊文(昭53法)、峯村保広(昭56経)、柚木良宣(昭59経)、古橋浩人(昭61経)
団体9名夏目恭宏(商)、村川守中(商)、森一將(商)、関野 衛(経)、水野健吉(経)江口清象(経)、
三浦義樹(経)、阿部豊(社)、豊田雅孝(社)
<41年植樹会サークル 9名>
学生41名