一橋植樹会トピックス 2024年2月号
2024年2月9日(金) 第214回定例作業実施報告
作業場所:
西キャンパス・①武蔵野のススキのゾーン、②ひょうたん池周辺、③経済研究所北側周辺、④旧職員集会所西側およびフィールドホッケー場東側
作業概要:
①ゾーンを囲う杭の入替(杭打ち作業)
②落葉かきと、腐葉土作りのための落葉溜への搬送
③経済研究所北側の植木の剪定、タラノキやクワ等の灌木の除去、枯草の刈り取り作業
④コナラの実生幼木の採集とポットへの植え込み、養生場所への搬送
今年2回目の定例作業は雪がまだ各所に残る中で、福嶋顧問、山本元施設課長、卒業生26名、学生46名の計74名の皆さんにより行われました。
今回は通常の作業の他に、将来の植樹のための育苗を行う試みとしてのコナラの実生幼木の採集や、落葉かきと腐葉土作りも行いました。これらは森林生態系における円滑な物質循環の手助けを行い資源の有効利用を図ることであり、作業参加者の皆さん、特に学生の皆さんの植樹会活動が単に勤労奉仕に留まらず、奥深いものであることを理解していただく一助として企画したものです。
武蔵野のススキのゾーンでの杭の入替は地面が固く杭の打ち込みに苦労し、作業は未了となりましたが、引き続き次回の定例作業で完成を目指します。
落ち葉かきは主にひょうたん池周辺で行われ、収集した落葉は別館倉庫南側の2か所の落ち葉溜への搬送を行いました。スコップを使ってコナラの実生幼木を採集し、ポットへ植え込んだ後は、養生・保管場所へ搬送しました。
作業終了後は、恒例の作業参加者の交流会があり、新生植樹会スタート時の山本聖一郎(元)施設課長や、定例作業初参加の井形信一さん(昭50・経)も加わり、楽しい交流の場になりました。
皆さま、ご参加ありがとうございました。
今回初参加の井形さんから感想文をご寄稿いただきました。ありがとうございました。
感想文 井形信一(昭50卒 経済学部)
井形と申します。
寒さはありましたが快晴という初心者日和に恵まれての参加で、趣味の論語「子曰く、歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知るなり。」を思い出しておりました。以下初体験のご報告です。
リタイア後は、"緊張と刺激"の大切さをいつも感じる。昔から現地現場現物!と公言して来たが、植樹会もやはり参加して初めて少しだけ分かった気でいる。今回は初体験と言うことで"緊張と刺激"の両方を頂いた。善宝さんのご説明の後、教室を出たら方角を間違えた。学生時代は勉強もせずカフェテリアと学務課と部室(応援部)しか行ったことのない身。作業場所の"○○館"付近は全く足を踏み入れたこともない世界。
映し出されていた構内地図を頼りに歩いていたら偶然4班の方々を発見し、構内迷子にならずに無事作業場に着くと言う始末。何しろ樹木や草花の名前を知らないため、今日は○○を剪定しましょう!と言われても皆目分からず、仰る方の顔と手の方向だけが頼り。剪定方法は班長さんから懇切丁寧に説明して頂いたのに、"こんな風に"の"こんな"が理解出来ず終い。とにかく、"全体的にこんな風"にと言うお言葉を頼りに、頭で考えないでやってみるしか無いと覚悟した。道具も2種類あって殆ど初めて。名前も使い分けも分からず使い始めたが、だんだん分かって来た。
鋭利な刃で怪我をすると大迷惑を掛けるので、用心用心!剪定作業も少し慣れた頃、ふと周りを見たら、皆さんの作業は格段に早く綺麗になっていて少しショック!小一時間してお疲れさまッと声を掛けられ、申し訳ない気持ちになる自分。次に草刈り。2種類のうちの長い方で腰を屈めての作業。大先輩の方が膝を着き"うなり声(失礼!)"を出しながら作業されている傍らで中途半端な体勢で非効率な作業をしている自分。結局は膝を着いてやるしかないと観念。
作業は楽しかったし、遣り甲斐も感じた。交流会。ビールが飲めるとは驚き!ご挨拶の中で、21年前に「植樹のために"寄付"をする植樹会」から「キャンパスの自然保全のため"作業"する植樹会」(“ ”は井形)に改革される時に緑地計画策定に関わられた福嶋司先生(東京農工大・名誉教授)による"高い木を100本切り倒す"大胆な提言が実行に移されて今の豊かな植生があると言うお話は印象的だった。何しろ草刈り作業中にその(?)切り株に腰を下ろして作業していたものですから(🙇♂️)。また、この改革当時施設課長で赴任されていた山本聖一郎様から一橋大学の構内は全国一綺麗ですよ!と伺い、誇りに思うと共に先人のご努力の賜物と感銘を受けました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
定例作業参加者:⦅参加者総数74名⦆
区分 | 人数 | 名前 |
---|---|---|
顧問 | 1名 | 福嶋 司(名誉教授) |
教職員 | 1名 | 山本聖一郎(元施設課長) |
卒業生一般 | 19名 | 岸田加代(昭35家)、八藤南洋(昭40経)、関戸康男(昭40社)、津田正道(昭42商)、湯川敏雄(昭42社)、谷中健治(昭45社)、河村 進(昭49経)、小山 修(昭49法)、山口久基(昭49法)、須藤佳夫(昭50商)、飯塚義則(昭50経)、井形信一(昭50経)、井田武雄(昭51商)、山田 務(昭51経)、藤原潤也(昭51法)、村上 仁 (昭52法)、善宝俊文(昭53法)、柚木良宣(昭59経)、古橋浩人(昭61経) |
団体 | 7名 | 夏目恭宏(商)、江口清象(経)、三浦義樹(経)、山口篤一(経)、阿部豊(社)、豊田雅孝(社)、野村政彦(社) <41年植樹会サークル7名> |
学生 | 46名 |
2024年度定例作業予定日のご案内
臨時作業
2月2日(金)、16日(金)に臨時作業を行いました。
2月21日(木)に予定していたグランドホッケー部との共同作業は雨天のため中止となり、3月13日(水)に行う予定です。
今月の臨時作業参加者:関戸(40社)、津田(42商)、高原(42社)、湯川(42社)、谷中(45社)、小槙(46法)、河村(49経)、小山(修)(49法)、山口(49法)、須藤(50商)、飯塚(50経)、木田(50社)、井田(51商)、村上(52法)、蔵屋(53商)、善宝(俊)(53法)
詳細は次のリンクから一橋植樹会作業班ホームページをご参照ください。
くにたちのお花畑の近況と整備
昨年12月の定例作業日にくにたちのお花畑中央部に植えられたチューリップの球根は、1月末の陽気につられたのか小さな芽を出し、その後も成長を続けています。
西プラザ側のネモフィラも大きくなり、もう小さな花をつけています。
今月の定例作業で採取されたコナラの幼木たちは西プラザ側のウメの木の近くで養生中です。無事の成長を願うばかりです。
アカマツ基金へのご寄付・一橋植樹会へのご寄付
今月の報告はございません。
会員訃報
今月判明したご訃報を取り纏め報告いたします。謹んでご冥福をお祈りいたします。
高橋 圭介(昭34・商) 2023年11月30日ご逝去
井澤 章二(昭35・経) 2023年10月18日ご逝去
鹿島 耕 (昭38・経) 2023年6月11日ご逝去
松村 宏一(昭54・法) 2023年11月27日ご逝去
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