一橋植樹会トピックス 2023年8月号

一橋大学のキャンパスで目にする植物(2023年5月―8月)

厳しい暑さの続く今年の夏ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?「今年の夏は本当に暑い!」の一言に尽きま す。そのようなわけで、母校キャンパス内の草木も、暑さや水不足に弱いものを除いては、例年を遙かに凌ぐ勢いで 成長しています。私達が作業で刈り取る草木の量も半端ではなく、暑さも手伝い、もう若くはない身体には相応に 応えます。しかし、熱中症による事故もなく、無事作業をこなしていることを考えると、植樹会の作業参加者の身 体は、一般的なレベルよりも健康かつ頑健なのではないかとふと思う次第です。

7 月に投稿予定であった作業中に目にするキャンパスに生育する植物の紹介が、今月にずれ込んでしまいました。 今回は 5 月から 8 月までの間に目にした植物について触れてみます。最初に、8月を代表する花をつける樹、サル スベリを、次にキャンパス内に庭園木として植えられているモッコクについて取り上げます。次に草本について、古くよ り日本人と関係の深いカラムシ、山菜としても食されるノカンゾウ、どこにでもみられるセリ科の植物ヤブジラミ、キク 科の植物オニタビラコ、強靱な繁殖力を持つヘクソカズラ、最後に外来の園芸種が野生化したヒメヒオウギズイセン について触れてみたいと思います。(→続きは下記のリンクボタンからご覧ください)

8月7日(月) 庭球俱楽部との共同作業

一橋大学庭球倶楽部副務

8月7日、午前・午後の二部に分かれて植樹会の方々と共同でテニスコート及びその周辺の美化活動を行いました。植樹会の方々には草刈りや枝木の伐採を行なっていただき、学生はその処理やコートフェンスに絡まる蔦などのつる草の除去等を行いました。

作業においては、植樹会の方々に道具をお貸しいただき、その使い方についても丁寧に指導していただきました。そのおかげで、学生の作業についても、我々だけで行うよりもはるかに効果的に行えたと考えています。
また、道具の使用法について、安全面に配慮した上での注意点等も教えていただき、安全に作業を終えることができました。

当日は暑さも厳しい日でしたが、学生の体力面も考慮していただき、休憩時間も設けていただいたことで、一人の体調不良者も出すことなく美化活動を終えることができました。

美化活動を終えて、テニスコートとその周辺は以前と見違えるほど綺麗になりました。今月から始まる大会に向けてもより一層打ち込むことができます。
至らぬ点も多々あったかと思いますが、暑い中、美化活動に御協力頂いた植樹会の方々に深く感謝致します。

8月17日(木) フィールドホッケー部との共同作業

坂井陸斗(社会学部1年)

体育会フィールドホッケー部は、8月17日に植樹会の活動に参加いたしました。植樹会の皆様にはホッケー場脇の東側の草刈りをしていただきました。昨年に引き続きホッケー場周辺の整備にご尽力いただき誠にありがとうございました。

ホッケー場東側の草むらは夏になると鬱蒼と生い茂り、夏場に入ってからはボールを飛ばしてしまった際にはボールを探すことはおろか中に入って動き回るのにも苦労していました。ボール探しにも時間が取られてしまい、暑い夏には強度の低くない練習を行ったあと草むらに入ってボールを探すことは部員のストレスでした。草刈りの日も日差しが照りつけるように感じられる蒸し暑い日だったのにもかかわらず、ホッケー場付近の整備を行ってくださった植樹会の皆様には部員一同非常に感謝しております。

草刈りの効果は日を追うごとに身にしみて感じられます。まずホッケー場周辺の生い茂った草が刈られ景観が良くなったことで、ホッケー場を利用するすべての人、周囲を通りかかる人、練習試合で一橋大学に訪れる対戦相手等多くの人が心地よく感じているのではないでしょうか。OBの皆様に整備していただいたホッケー場がより誇れるものになったように思います。

またボールを紛失することが減ったことで練習後のボール探しのストレスが減り、そのためにボールの行方を気にせず思い切ってプレーできるようになったと感じています。

ホッケー部は春夏リーグで関東二部に降格してしまいましたが、秋冬リーグでは1部リーグへの復帰を目標として日々練習を積み重ねています。練習の質を高めていく上で思い切ってプレーすることは非常に重要なことだとここ数日感じています。植樹会の皆様のお力を背に皆様への感謝を忘れず練習に励んでいきたいと思います。

最後になりましたが暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。引き続きホッケー部へのご支援よろしくお願いします。

緑の科学感想文寄附講義「緑の科学」2023年度受講感想文

私は幼い頃から生物図鑑や生き物の番組が好きで、自然に対する大きな関心がありました。花の名前を覚えながら家族とよく散歩していたのを覚えています。しかし大学入学後は専攻分野の勉強に手一杯になり、緑を感じ触れ合う機会が自ずと減っていきました。そんなある日シラバスにて「緑の科学」に辿り着きました。キャンパスのフィールドワークや自然にまつわる講義を受けられることにワクワクして、また緑に触れたいと思い、受講させていただきました。

授業内では座学だけでなく、フィールドワークも行いました。はじめに行ったキャンパス・ツアーでは、一橋のキャンパス内の自然を見て回りました。その際、植樹会の方々が引率してくださり、一橋大学の植生について解説や、それぞれの花や木にまつわるエピソードを話してくださりました。この日は、暖かい春の陽気に包まれて、サクラが美しく咲いていました。特に印象的だったのはフゲンゾウという花です。キャンパス内にたくさんあり、ピンク色がキャンパスをかわいらしく彩っていました。森は思っていたよりも広大で、一本一本の木に植樹会の方々の愛と歴史が詰まっていると感じました。この実習を通して、自然豊かな一橋大学がより好きになりました。

野外実習では、高すぎる枝葉を適切な高さにする灌木の剪定を行いました。先生方はとても辛抱強く私たちに数種類の剪定道具の使い方を教えて下さりました。手袋と帽子をきちんとかぶって、けがをしないようにしてくださいと注意がありました。道具は、よく見るハサミだと思っていたのですが、大きいものは半メートルもあり、太い枝を扱うための大きなノコギリもありました。グループを分け、それぞれの担当区域を決めてから作業に入りました。人生で初めての枝の剪定が目新しく、最初のうちは短くなりすぎるのではないかと不安でなかなか自由に剪定できませんでしたが、徐々に自信がついてきて、慣れてきました。一番大きなハサミを使うときに苦労したのですが、それを見た先生がやってきて、ハサミの上下が逆になっているから大変だと丁寧に指導して下さりました。やはり指導に従って直していくと剪定が楽になりました。この授業を通して、剪定とは何かを知り、様々な剪定道具の使い方も学ぶことができました。何より実習がとても楽しかったので、大切な思い出になりました。

実習も講義も、全てが新しい発見に溢れていて、好奇心が刺激されてとても楽しかったです。「緑」を、歴史や美術、生物や防災などの様々な観点、そして視覚や聴覚、触覚などの様々な方法で触れることができる貴重な時間でした。自然に触れることによって生活に彩が与えられることを実感しました。このような機会を与えてくださった藤元先生をはじめとする講師の方々、そして植樹会の方々に心より感謝申し上げます。

一橋大学
法学部3年 青山瑠泉
商学部3年 辰上優衣
法学部3年交換留学生Guorui Cao

臨時作業

7月28日(金)

東キャンパス国際研究会館南側の草や灌木の刈取作業、東本館正面玄関西側の草刈り、守衛所東側植込みのツル類の除去、東1号館北側植込みのツル類の除去(北西角はコガタスズメバチがいたので一部未実施)、東1号館東側の「緑の科学」で剪定実習を行った生垣(カナメモチ)の高さを揃える作業を行いました。

8月4日(金)

オープンキャンパスに備えた準備作業として、西本館南側と西側および第1講義棟の北側と東側、西プラザ北側の植込内の雑草の刈取、別館正面の草刈、法人本部棟南西角の整備を実施しました。

8月21日(月)

前週の共同作業で刈り残したフィールドホッケー場東側の灌木や雑草の刈取作業と、8月25日の安全柵設置作業に使用する杭の調達(かつて苗木の保護柵として使用されていた杭47本の抜き取り作業)を行いました。

8月22日(火)

前日調達した杭47本を作業現場近くに移動し、ひょうたん池周辺のツル類の除去作業を行いました。

8月23日(水)

作業現場の状況を見学しました。中野学長、下間副学長、濱谷課長他も視察されました。

8月25日(金)

浚った泥の集積場の周囲にロープを張った安全柵を設置する作業を行いました。
集積場はを池と勘違いしたのか、シオカラトンボがたくさん飛んでいました。
また、ひょうたん池の清掃作業が継続されていたので、池周辺の草刈りは断念し、磯野研究館南側から東側にかけての雑草の刈取と植込みのツル類の除去と剪定作業を行いました。

上記共同作業、臨時作業参加者:関戸(40社)、津田(42商)、湯川(42社)、谷中(45社)、小槙(46法)、河村(49経)、小山(49法)、山口(49法)、須藤(50商)、飯塚(50経)、木田(50社)、井田(51商)、藤原(義)(51商)、山田(51経)、藤原(潤)(51法)、村上(52法)、蔵屋(53商)、善宝(53法)

くにたちのお花畑の近況と整備

厳しい暑さのせいで、くにたちのお花畑の草花も夏バテ気味のようですが、秋に向けてコスモスの苗も頑張っています。

お花畑側のひまわりも8月に入ると厳しい状況になり、入れ替えのため抜いて花畑を整備しました。
梅の木の木陰にあるテッポウユリも同様です。

8月21日は乾燥が進んでいたので水やりを行いました。(しかし、その直後に夕立がきてしまいました。)

アカマツ基金へのご寄付

4月以降のご寄付については改めてご報告させていただきます。



会員ご訃報

今月の報告はございません。


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