「8月20日 植樹会に参加して」一橋大学 社会学部4年 体育会フィールドホッケー部所属 坂本亜紀子

大学4年目にして初参加の植樹会。慣れ親しんだ緑豊かなキャンパスを支え続けるOB・OGの方々のご尽力を肌で感じ、先輩方と共に自然に触れながら汗を流す楽しみを発見するよいきっかけとなりました。

授業の合間やホッケー場で眺める景色は私の日常です。一橋大学にいるとどこか落ち着くのも、これらの自然に囲まれていることが大きな理由の一つかと思います。あまりにも日常でありすぎて気付きませんでしたが、大学構内の木々は非常によく手入れされています。心地よい木陰も、きれいに刈られた芝生も、愛嬌溢れる花もすべて植樹会の方々の活動のおかげだと再認識しました。

今回、ホッケー部50名が作業に参加し、温かなご配慮によりホッケー場周辺の環境整備に力を割かせていただきました。西キャンパス北西の角にあるホッケー場には多くの木々が茂っています。季節ごとに自然の様々な表情が楽しめる一方で、すぐボールが埋もれるほどに草木がぐんぐんと伸びてまいります。フェンスに絡みついた蔦をとり、グラウンド脇の雑草を刈り、覆いかぶさるほどに生長した木の枝を剪定しと、あっという間に2時間が経ち、終盤には草刈りを楽しむ部員の姿も見られました。

除草作業は少人数で行ってもきっと「作業」に止まるでしょう。しかし、植樹会の素晴らしいところは参加者の一体感にあります。OB・OGの先輩方に指示を仰ぎながら自然と分業体制も敷かれ、時折お話を伺うなかで一橋大学やキャンパスの自然についての理解も深まっていきました。ホッケー場以外の場所を担当した部員からもまた、良い汗を流したとの声を耳にします。植樹会の方々は本当にキャンパスについていろいろなことをご存じで、知れば知るだけ愛着も生まれるかと思いますので、私自身も先輩方を見習いたいです。

一仕事終えた後の爽快感はとても大きなものでした。おかげさまでホッケー場の周りもすっきりとし、部員50名が本当に良い経験をさせていただきました。作業後の懇親会では、OB・OGの方々とゆっくりお話する機会を頂き、大学生活やお仕事など様々な分野のお話を聞かせていただきました。炎天下のなか共に汗を流したということもあってすぐに打ち解け、非常に和やかな雰囲気で会を締めくくりました。

今回植樹会に参加し、会の方々のエネルギッシュなお姿を終始強く感じました。これまであらゆることに全力投球され現在も溌剌としていらっしゃるのだと、自らのこれからの指針を示して頂いたような気がします。愛着のあるキャンパスの環境保全を続けてくださっているその姿勢をフィールドホッケー部一同も見習い、今後もホッケー場はもちろんのこと、大学キャンパス全体の整備に努めてまいります。植樹会の活動や参加されている方々に魅せられることが非常に多く、ぜひ次回以降もフィールドホッケー部から参加されていただきたく存じます。

今回様々なご指導をしてくださったフィールドホッケー部OB鈴木秀一様をはじめ、温かく植樹会に迎えてくださった全ての先輩方に厚く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

ホッケー場作業中