一橋植樹会トピックス 2024年5月号
お知らせ
下記のお知らせを掲載しました。タイトルをクリックしてご確認ください。
5月18日(土)第51回一橋植樹会総会開催報告
5月18日(土)、初夏の快晴に新緑が映える佐野書院に於いて、第51回一橋植樹会総会が開催されました。
大学から中野学長、江戸財務部長、濱谷総務課長、如水会から田所部長を含め、総勢42名のご出席を得ての開催となりました。
総会の各議案は審議の後、定款に沿って事前の書面による議決権行使(総会前日までに282名から受領)と総会出席者全員の賛成により可決されました。
議案審議に於いて、飯塚会長からは特別事業としての「ひょうたん池の清掃作業」を含む2023年度の活動実績報告(第1号議案)、2024年度役員案(第2号議案)、中長期的展望に立った2024年度の活動方針(第3号議案)についての説明を行い、質問やご意見は特になく、出席者全員の賛意をいただきました。
議事採決後は、中野学長よりご挨拶をいただき、一橋植樹会の活動についての謝意と温かいエールをいただきました。
(中野聡学長(昭58法・平2博社)からいただいたメッセージはこちらをクリックしてご覧ください。)
その後、福嶋顧問より『一橋大学の「緑」の大切な意義』というテーマで、緑の持つ数々の公益的機能を概説いただき、防災機能、特に防火機能について、一橋大学の緑が果たす役割を解説いただきました。
ご自身が関わられた東京都の防火力診断結果や、関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災、能登半島地震などの大災害時の火災リスクの分析と緑の果たした役割についての詳細な解説に加え、今後発生する可能性の高い首都直下型地震や国立市にもかかっている立川断層にも触れながら、命に係わる大災害時の国立キャンパスの緑の防火機能の重要性について詳しくご説明いただきました。
総会終了後は昨年同様、約1時間の東西のキャンパス見学を行いました。参加者の皆さまには整備後のひょうたん池とその周辺の様子や、見通しの良くなった東キャンパス本館西側などをご覧いただきました。
引き続き行われた懇親会では、井田理事(昭51商)の司会の下、一橋大学中野聡学長のご挨拶・乾杯のご発声に始まり、如水会田所亮子部長、ご出席者最高齢の杉森 登様(昭37商)、江角嘉一学生理事代表、藤元晶子「緑の科学」(植樹会寄附講義)講師、筒井泉雄顧問の皆さまからご挨拶をいただきました。
和やかな歓談が続き、江戸朋子一橋大学財務部長の中締めのご挨拶でお開きとなりました。
一橋大学 中野学長から第51回一橋植樹会総会にお寄せいただいたメッセージ
一橋大学 中野 聡学長(昭58法・平2博社)
2024年、一橋植樹会総会の機会に改めて、一橋植樹会会員の皆様、特別会員・顧問の福嶋司先生はじめご協力いただいてきた皆様に、一橋大学キャンパスの緑化推進、環境整備・保全に対する御支援に深く感謝申し上げますとともに、一橋植樹会が、その活動をとおして環境保全の精神を養い、環境問題解決への取り組みを推進していくという目標に向けて、一橋大学がともに歩んでいくことを誓いたいと思います。
1960年代末、増田四郎学長の提唱に応えて、国立キャンパスの緑化と環境保全に取り組む植樹運動が始まり、2004年には「100年の森」をめざす「国立キャンパス緑地基本計画」が定められ、国立キャンパスを愛する卒業生、現役学生、教職員が集い定例作業に取り組む一橋植樹会の姿は、一橋大学にとって欠かすことのできない営みの風景となりました。
長引いたコロナ禍は、一橋植樹会の活動にとっても大きな試練であったと承知しております。学生・教職員の参加も難しいなか、植樹会ボランティアの皆様には、毎週の臨時作業に、少人数で緑の維持と環境保全に黙々と取り組んでいただきました。このことは、振り返ってみれば、植樹会の皆さまが本キャンパスの緑といっそう深く関わり、本学キャンパスが益々その美しさを来学者から称えられるきっかけにさえなったのではないかと思います。また、大学としても、作業日にはそれと分かるように学生諸君や来学者に向けた小さな立て看板を正門からのアプローチに置いたり、オープンキャンパスの動画でもその活動を紹介したりするなど、植樹会の活動の周知・広報に努めているところでございます。
本年3月、一橋大学は「キャンパスマスタープラン」改訂版を策定・公表いたしました。2025年度に創立150 周年の節目を迎えるにあたり、次の 150 年に向けて橋を架けるべく、一橋大学の更なる発展を目指し、教育研究の基盤となるキャンパス整備を推進していくために、キャンパスマスタープラン 2016 の大きな方向性は維持しつつ、このたび必要な見直しを行い、多様なステークホルダーの理解と共感を得ながら、構成員の一人一人がそれぞれの立場で、一体感をもって着実にマスタープランの実現に取り組んでいくことを目指したものです。そのなかでも、一橋らしい景観を継承・整備していくこと、豊かな緑空間を適切に保全していくこと(緑地基本計画レビューを踏まえた緑地環境保全)は、マスタープランの主要な柱のひとつであり、一橋植樹会の皆様にはなお一層のご指導ご鞭撻を賜りたいと願っております。
あらためて、学生・教職員・訪れる市民・来訪者が等しく愛するこの素晴らしいキャンパスづくりに、長年にわたり多大なる尽力と貢献をいただいている一橋植樹会の皆様に深く感謝申し上げますとともに、今後とも、卓越したコミュニティ・一橋大学の緑と景観の形成・保全に向けて教職員・学生ともども歩んでいただきますよう、お願い申し上げます。
2024年5月24日(金) 第217回定例作業実施報告
作業場所と作業概要:
①5月10日に国際研究館西側で行われた週次作業の後片付けと、国際研究館南側の雑草の刈り取りと後片付け
②中央庭園のヘラオオバコ、ブタナなどの雑草の抜取り
真夏のような強い日差しの中で行われた定例作業には、筒井顧問、卒業生25名、学生62名の計88名の皆さんに参加いただきました。
1班は5月10日実施の国際研究館西側での週次作業で刈り取った灌木や雑草の後片付けと国際研究館南側の雑草の刈り取りと後片付けを行いました。2班から4班は雑草が目立ち始めた中央庭園と兼松講堂西側のヘラオオバコやブタナ、シロツメクサ、ヤブガラシなどの雑草の除去を行いました。
中央庭園は日陰も少なく、暑い中での大変な作業でしたが、水分補給と休憩を取りながら無事終了しました。
くにたちのお花畑では学生理事を中心に、先週植えられたひまわりの苗の外周部に花苗の植付作業が行われました。
作業終了後は、恒例の作業参加者交流会が開催され、山口篤一さん(昭41経)、川波 順さん(昭41社)のご挨拶で始まり、学生作業参加者のリレー形式の挨拶を交え、終始和やかな雰囲気で作業の疲れを癒していただきました。
今回も皆さまのご参加ありがとうございました。
なお、来月の定例作業は6月21日(金)です。次回も多くの皆さまにご参加いただきますようお願いいたします。
定例作業参加者:⦅参加者総数88名⦆
区分 | 人数 | 名前 |
---|---|---|
顧問 | 1名 | 筒井泉雄(名誉教授) |
卒業生一般 | 16名 | 八藤南洋(昭40経)、関戸康男(昭40社)、津田正道(昭42商)、湯川敏雄(昭42社)、河村 進(昭49経)、 小山 修(昭49法)、山口久基(昭49法)、須藤佳夫(昭50商)、飯塚義則(昭50経)、井形信一(昭50経)、 井田武雄(昭51商)、村上 仁 (昭52法)、善宝俊文(昭53法)、古橋浩人(昭61経)、峯村保広(昭56経)、 濵﨑真也(平20法)<初参加> |
団体 | 9名 | 夏目恭宏(商)、山口篤一(経)、水野健吉(経)、江口清象(経)、樋口文夫(法)、阿部 豊(社)、 野村正彦(社)、豊田雅孝(社)、川波 順(社) <41年植樹会サークル 9名> |
学生 | 62名 |
週次作業(旧臨時作業)、共同作業
5月は、10日(金)、12日(日)に週次作業を、また30日(木)に硬式野球部との共同作業を実施し、31日(金)にはKODAIRA祭実行委員会とのKODAIRA祭準備作業(共同作業)を行いました。
なお、5月10日の東キャンパス国際研究館西側の整備作業には、運動文化のヨガ科目ご担当の小倉先生と履修生が作業体験に参加いただき、植込みや樹木にからむツル草の除去作業を卒業生有志と一緒に行いました。
今月の週次作業・共同作業参加者:関戸(40社)、津田(42商)、湯川(42社)、谷中(45社)、河村(49経)、小山(修)(49法)、須藤(50商)、飯塚(50経)、井田(51商)、藤原(義)(51商)、山田(51経)、藤原(潤)(51法)、村上(52法)、蔵屋(53商)、善宝(俊)(53法)
作業の詳細は次のリンクから一橋植樹会作業班ホームページをご参照ください。
キャンパスの四季・特別編 2024 一橋大学国立キャンパス 桜の風景フォトレポート
一橋植樹会会員の山本 豊様(昭53社)が今年撮影された、国立キャンパスの桜の写真集を山本様のコメントとともに掲載いたします。ご寄稿ありがとうございました。
次の写真はその中の1枚で、図書館時計台棟を背景にしたベニシダレで、白い花びらのオオシマザクラとのコントラストが印象的です。
今年も美しく咲いた国立キャンパスの桜を下記のギャラリーにてお楽しみください。(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。)
山本様からのコメント:
今年、3月30日、4月10日、4月19日の3回、国立キャンパスの桜の写真を撮りに訪問しました。
早咲きの桜から、染井吉野などの桜、遅咲きの八重桜まで多種多様な桜を見ることができました。
国立キャンパスの桜は、キャンパス内の「美しい緑」と「歴史的情緒のある重厚な建物」と調和した風情があり、「桜の風景」も魅力的です。
桜スポットのキャンパス内地図も作成しました。写真と合わせてご高覧いただければ幸いです。
寄稿者紹介:
山本豊。一橋大学社会学部、昭和53年卒業。父(昭和17年卒)と親子2代で一橋大学にお世話になっております。サークル活動&SNS等で一橋大学や如水会でのつながりの輪を広げています。また「四季の自然&風景」をテーマに写真を撮りSNSで情報発信中。
☆キャンパス内桜スポット
☆ギャラリー
くにたちのお花畑の近況と整備
西プラザ側で春先から淡いブルーの花を咲かせていたネモフィラと、お花畑側の花の終わったチューリップは5月14日に撤去し、腐葉土と苦土石灰を混ぜて耕しました。(チューリップは大きく育った球根を選別して、来季に向けて保存します。)
その後、5月17日に学生理事数名により西プラザ側はニチニチソウの苗を、お花畑側には昨年同様の背丈の低いヒマワリの苗を植え付けました。
また、同様に春先からチューリップの周囲で咲き続けてお花畑に彩を添えてくれたパンジーは5月24日の定例作業日に撤去し、その場所に学生理事たちがブルー系の花苗2種を植え付けました。
今年の夏は暑くなりそうですが、涼しげな色合いの花でお花畑を訪れる方々を癒してくれると思います。
アカマツ基金へのご寄付・一橋植樹会へのご寄付
本年4月以降、次の7名の方々からアカマツ基金へのご寄付をいただきました。まことにありがとうございます。趣旨に沿い大切に使わせていただきます。
坂田 時恩様(昭40・商)
丹羽 達哉様(昭38・経)
藤本 啓一郎様(昭36・経)
小塚 埜武寿様(昭41・商)
進藤 久佳様(昭60・経)
鈴木 徹郎様(昭39・社)
野口 健彦様(昭35・商)
会員訃報
今月の報告はございません。
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